プリパラ#27,28,29

 
#27「あけおめでかしこま!」
もう1月25日ですが……って、27話の放映も10日なんで謹賀新年て挨拶は微妙ですが(7日は過ぎてるけど15日より前だからいちおう松の内)、兎にも角にもこれが2015年最初の放映。

3クール目ということで、オープニング、エンディングとも一新されました。前回の作画が怪しかった分? べらぼうに力が入っています。特に変身シーンなんかはこれ、ふつうは本編でバンクとして使うのが前提だろというレベル。ライブシーンのCGに2D班が対抗意識を燃やしたかのごとく動きまくります。

ファルルはいいとして、コスモさんまでコズミックボスキャラ然としていて、今後の活躍が気になるところ。のんちゃんがフィーチャーされているのは、この回の本編と併せて見ると2年目への布石とも取れるのですがどうなんですかね。

ただ、「さぁ手と手つないで Hey Jump!」でひとり誰だか思い出せないんですが

左から3番目って誰だっけ?

エンディングだとさらにもう一人わからない。

本編。前半はレギュラーキャラから準レギュラーまでひととおり顔見せのため? カゼをひいたらぁらのお見舞いというシチュ。お約束どおりお話ですが、今どきはカゼ、とりわけインフルエンザには感染を拡大させない対策が必要だという知識が広く共有されているから、こういう話はチトやりづらいかも?

後半はなおのためにファルルにサインをもらおうという話。ファルルが人まねしたがるのは前回の「かしこま!」から続いてですが、劇中でユニコンがはっきりボーカルドールだと言及。プリパラの外に出られないとも明かされ、いよいよ人外らしく。まぁ視聴者には既にわかりきっていたことですが、さてらぁらたちはどう見ているのか? ガーディアン定子が不自然に不在でしたが、#29で普通に登場しているのを見ると、どうやら単にちゃん子とファルルを絡ませて「真似」をさせたかったからのよう。チータスが元太の真似をするようなもので、それは反則だ!
 
#28「プリパラ囲碁パンダでございます」
あー、あんまりはっきり書いてこなかったけど私、シオンがメインの話って好きになれんのよね。
……。読み返したら割とはっきり書いていた(苦笑)。
http://d.hatena.ne.jp/UnKnown/20141009
http://d.hatena.ne.jp/UnKnown/20141017
今回も「もうちょっとだけでいいからマジメに囲碁を扱ってくれ。私も『ヒカ碁』絡みで基礎中のキソだけ押さえたレベルだけど、「神の一手」を打ったら盤上が光って石が消滅(!??)ってのはなんぼなんでもおかしいだろ。」

もっとも、囲碁がちゃんと描写できない分を「囲碁パンダ」という奇天烈なアイデアで補い、さらにパンダたちのトイレ休憩で中断というナンセンスを上乗せするあたりはさすがです。いやまあ、パンダに全く競技的な意味が無いのはチト酷いけど、競技的に意味があったら囲碁対決でなくなるし致し方無しか。でもその囲碁対決が全く囲碁でないわけで……。

一方、ファルル=ボーカルドールが何者かをらぁらたちも知ることに。確定情報ではないものの「プリパラ内で生まれ、生まれながらにアイドルの頂点に立つ素質を持っている」という、そんなのとどう競い合うんだ的な感じ。ファルルの何気ない言葉がシオンに逆転のヒントとなるなど、メインキャラとの絡みも相互的になってきました。2月にはもうパラダイスコーデを巡る最終決戦があるから、そこでソラミドレシは一敗地に塗れ……というクライマックスでしょうか。
 
#29「 EZ DO グロササイズ」
紛うことなきカオス回(笑)。校長の仕事はどうしたグロちゃん!? そして学校&テニスはどうしたラブちゃん!!? そもそも、アバンで委員長がなにやら計算をして「やってみる価値73%」(ってのも微妙な数字だよな)をはじき出すので何となく丸め込まれてしまうけど、冷静に考えると「宙返りができたって、それが決定的な勝利のカギになるわけじゃないよな?」って話だよな。いやつっこまないけどね。

今回の主役はそふぃさん。今月号の『ぷっちぐみ』について「そこはレッドフラッシュ食べさせればいいんじゃないの?」と思っていたんですが、アニメでは親衛隊から差し入れられてきっぱり拒む場面があって、成長を感じさせてくれました。ファルルに対して彼女の知らないキーワード「友達」を投げかけるのもそふぃさん。うーむ、女児アニメとして健全そのもののテーマだし、ボーカルドールという設定的にも自然な流れなんですが、2クールまで大神田校長絡みで「友情」話を引っ張って、そして既に決着がついているから屋上屋を重ねる感が無きにしもあらず。