『ちゃお』版「プリパラ」(「オールカラーコミックス プリパラ」)

菊田みちよ作の『ぷっちぐみ』連載版(asin:4092805071)に続いて、辻永ひつじ作の『ちゃお』連載版も単行本化。たぶん。私は『ちゃお』は読んでおらず、これが連載分をまとめたものなのか判断できなかったり。

まあまさか描き下ろしだと思えないので(公式ファンブックからの再掲もあるし)、これが『ちゃお』連載分なのでしょうが、だとしたら面白いのが「オールカラーコミックス」である点。『ちゃお』誌上ではモノクロだったものを、単行本化に当たって着彩したという、ちょっと珍しい仕様です。
つまりはこれ↓のお仲間。

カラー愛蔵版「坊っちゃん」の時代

カラー愛蔵版「坊っちゃん」の時代

……1巻だけで終わってしまって、『孤独のグルメ』人気に便乗した新装版はふつうにモノクロだったのがとても残念。

っと、「プリパラ」に話を戻して、着彩の効果をみてみましょう。

初出の『プリパラ公式ファンブック デビュー号』(asin:B00LFW795Q)ではモノクロで、なんとなく黄色と水色のカラーリングを思い浮かべてしまう、ていうかはっきりいってふなoしーだった「ジューシー☆スイカコーデ」も……。

ちゃんとスイカに見えるようになりました。いやまぁ、ふOっしーのパロだとわかりにくくなってしまって、それはそれで問題の気もしますが。

内容はマァ、小学校低学年を対象とした、アニメの漫画化のスタンダードといったところ。菊田版はものすごくすごい出来なので(だからこそ私は毎号「ぷっちぐみ」を買っている)比べては気の毒でしょう。作者の個性を抑えてない絵柄なのは表紙からもわかるでしょうが、それでもさほど悪印象はありません。キャラ立ては当然ながらほぼアニメどおりですが、らぁらは歌以外はファッションセンスもダメ、ダンスもダメというダメダメっぷりが強調されています。そふぃ様はファンシーモードでそれなりの出番があって、アニメよりも変人度が増した感じ。みれぃは特に変わった部分は無く、委員長としての出番も一応あります。

ストーリーはアニメというと1クール目、SoLaMiSMILEの3人がそろうまででドレッシングパフェの3人は出番無し。Vol.1とナンバリングされていますし、続巻に期待したいところです。