最近観たTV番組

 
「Gのレコンギスタ#9
マスクが「バナナ!?」と連発するからよほど重要なキーワードか、でなければハリー・オードの「ユニバース!」のような特に意味の無い言葉かと思いきや「バララ!?」と名前を呼んでいたのか。ダベーに回収されたところで一応わかるけれど、割とどうでもいい台詞で視聴者を惑わすのはほどほどにしてほしいもの。

まァ割とどうでもいいというと、今回のマスクの戦闘そのものがストーリー上はほぼ意味が無かったわけだが(苦笑)。前線でのドンパチとは無関係にトップ同士の話し合い、腹の探り合いで話が進むというのはある意味リアルだ。

ともあれ今回で大状況というか対立の構図が随分整理された。法皇の腹が見えないとか、今のところ台詞にしか出てないゴンドワンがどうするかといったあたりは不明だけど、「アメリア&キャピタルガード連合」vs「実は宇宙勢力の先兵として組織されたっぽいキャピタルアーミィ&宇宙勢力本隊」という図式が基本になるのだろう。

一方、ベルリについてはもらいっ子という事実が明らかになり、いよいよ貴種流離譚のお膳立てが整ってきたが、あまりそういう風には見えない。理由の一つは、本人とは無関係な場所で何となく世間話のように出てきた話だから、なんだけどそれ以上に「特別な生まれであることの証である『G-セルフを操縦できる』という特権が、まるで特権に見えない」という問題が大きい。同じ特別な出自であるアイーダとラライヤがぽんこつだったり天然だったりというのを差し引いても、もうちょっとこう、主役MSであり設定上も特別なMSであるように見せて欲しいところ。
 
結城友奈は勇者である#7
あー。
「実は敵は全滅してませんでした」って、想定できた中で最も安直で、最もつまらない新展開。ジャンプマンガじゃあるまいに。
もうちょっと先鋭的な作品を目指していると思ったんだがな。これだと作り手は単に、しばしのヌカ喜び状況を描きたかっただけ、と取られても仕方ないぞ。
設定レベルで言うと、敵は12体ではないことを大赦は当然知っていたはずで、何だって勇者部の面々を騙してたの? という素朴な疑問がある。
世界の全体像とか大赦の面々や神樹の意志とかの描写を可能な限り削いで、徹底して主人公の周囲だけで終始している面白さ(ある意味セカイ系の究極)は相変わらずだけど、その描写が物語の全体構造を支え切れていない感もあってもどかしい。
 
ハピネスチャージプリキュア!#41
「お前がいうな!」 の瞬間、劇場でライトを振ってるレベルで視聴者たちの心が一つになった。
これ、どこまでが脚本の狙いだったんだろう? 本当は「優しいブルーは敵であるミラージュのことまで気遣っているが、聞き分けのないファントムは激昂」という場面のつもりだったとしたら(ていうか普通はそうだよね)、何か色々と怖くなる。 
ファントムの正体は妖精。となるとミラージュ様プリキュア復帰展開もある? という先々のことはさておいて、神様はファンファンがいなくなったことに気付いてなかったのかという疑問が。まぁあの神様ならそれくらいあるか。