最近観たTV番組

 
ガンダムビルドファイターズトライ#7
救い難いほど話が噛み合ってない。

「病気の弟が拙いなりに一所懸命に作ったガンプラ」に「誰が作ったかもよくわかってない偶然手に入れたガンプラ」が勝っちゃう……ていう構図は普通に考えておかしいだろ。

しかも、セカイには「誰が作ったかよくわかってない(作った人のすごさがわかってない)」とはいえ、ビルドバーニングは世界チャンプのガンプラで、となると何故にあれほど苦戦したのかがわからない。ファイターは双方とも格闘技経験者でバトル初心者、つまり実力は互角で、そのうえ話の核心は「事情を知ってもためらわずに戦う」。ファイターが互角であればガンプラの差でセカイは一方的に相手をブチのめせたはずだ。

どうも、セカイが自分で組んだガンプラで戦う話は意図的に避けているようだけど(Gミューズでの敗戦を反省してもやることはガンプラ作りでなく拳法のほうの特訓だった)、この回はそれをやるのに絶好のエピソードだったんじゃないの? 病気の子供の素組み完成品が相手なら、ついこの間初めてSDガンダムを作ったばかりのセカイのガンプラでも互角だろう。

例えば病室で弟ちゃんと「まぁ俺が作ったんじゃないけどな」「自分で作るほうが面白いよー!」なんて会話をして、試合当日はビルドバーニングでなく素組のゴッドガンダムでエントリー。シモンには「それは手加減のつもりか!?」と言われるけど「いいや、全力でやるためだ!」と返す、とか。

あるいは、対戦相手のファイターとしての設定を「世界大会で入賞経験があるほどの実力者」ってことにしておけばバランスが取れただろう。鼻持ちならない性格を装って「なんで素組なのかだって? ボクほどの実力があればこれでも勝ち抜けるからね。ハンデだよ」とか言っているが実はそのガンプラは……みたいなドラマだってできたはず。

「ドライブ」の三条陸といい「BFトライ」の黒田洋介といい、これまで「多少の当たり外れはあっても勘所は外さない」と思っていた脚本家がまるで病気のようにおかしくなってるなぁ……(「トッキュウジャー」は私にはつまんないけど勘所を外してはいないので小林靖子はまだ安心)。
 
Hi☆sCoool! セハガール#7
ソニックでかっ! もちろんセハガールたちが縮んでいるんだけど、視点はそのセハガールサイズだったからソニックが怪獣みたいだよ。MD版1作目、すなわちソニックのデビュー作のステージやボーナスステージも舞台になって懐かしかったが、全体としてはただソニックが駆け抜けただけという印象。まぁそういうキャラだしセガの看板だからいいんだけど、いつもの「セハガール」のごった煮感からすると少々物足りなかった。