最近観たTV番組

 
『Gのレコンギスタ#3
♪捨てろプライド〜 流せ排泄〜 便器のBは〜

MSのコックピットに便器、という不合理さも相当だけど(なんぼMSの稼働時間が長いといったって食うもの食わなきゃ出るものは出ない)、むしろ「同乗者がいるのに用便」というほうが問題だろう。「ヤツめ本気か!?」と言われてはいるけど……。

ガマンできないのか主人公?

さらにいうと、謎の歌という「用便を隠す」仕組みがあるのも奇妙。単座機なのに同乗者がいることが前提の装備というのも不合理で変だが、これも問題なのは「用便を恥ずかしいと思っている」ことのほうだ。

なのにガマンできないのか?

ここらへんはもうリギルドセンチュリーの文化あるいは信仰の一側面として捉えるしかないのだろう。

つまり宇宙世紀はMSにトイレを付けなかったから終わった」のだ、きっと。

あれかな、人糞というのは20世紀半ばまでは貴重な肥料だったわけで(日本以外では珍しいそうだが)、それを回収するシステムを見せることで農業を改めて視聴者に意識させる、との意図が読み取れる。それは大地に根ざす力だから、天から降りてくる無尽蔵のエネルギー「フォトンバッテリー」との対比も鮮やかだ。ねぇよ。

ところで、話の展開があまりにもスムーズ過ぎて意味が分からなかったんだが、つまりこれ、成り行きのまま何の抵抗もせず敵についていっちゃったって理解していいんだよね? いいのか主人公。
 
『烈車戦隊トッキュウジャー』#32
親もしくは同級生との対面、あるいはすれ違いも無しでこのエピソードを感動的に見せようというのは甘いのでは? 所詮といってはなんだが中身は子供なんだから、親との永遠の別離に直面すれば決意も揺らごうもの。それを乗り越えてこそ映える話だろう。マァまだ1クール以上もあるんだし、次回のおじいちゃんから始まってそのあたりの話は追々やるだろうけどね。
 
仮面ライダードライブ』#2
京浜東北線の車内でしか見たことないが今のプロミスのCMが面白い。ディケイドの夏みかん森カンナ)が演じる秘書も魅力的だけど、何といっても社長(谷原章介)の芝居がかった仕草と口振りが良い。
http://www.its-promise.jp/cm/
で、これが何で「ドライブ」の感想かというと「芝居がかった台詞は芝居がかった演技でやろうや」という話。演技力が無いのは仕方ないにしても、なんつーかこれそもそもミスキャストじゃないか? でなけりゃキャラがブレてる。

キャスト以外もなんかもう、色々とかみ合ってない感じだ。番組に沿って言うなら「ギアが入っていない」感じ。車を運転しながら、座ったままで変身ってのは多分「車に乗っているライダー」というキーコンセプトを強調する意図なんだろうけど、ぶっちゃけ何をやってるかよくわからなかったし、第一子供に真似しづらいのでは?
 
ヒーローバンク#28
突然降ってきて身に覚えのない借金を取り立てる「差し押さえの塔」は国債増税の隠喩だという説を提唱してみる。
それにしてもナガレの露骨過ぎる腐女子層へのアピールは子供番組としてどうなんだこれ。腐女子層狙いでなくスタッフの好きでやっているならなおさら問題だが。