プリパラ#13「空見て笑って★チーム名発表!」

1クールの締めくくりらしく、3人のチームとしての結束が強くなるというお話。

ストーリー上の最大の山は前回で、今回は後始末というか諸設定の整理だからちょっと盛り上がりに欠けた感じはする。諸設定というか、みれぃとそふぃ(および親衛隊)の関係の整理か。3人チームになって立ち位置が変わり、みれぃがトラブルを起こす(事態がスムーズに進まない原因となる)側なのがちょっと新しい。それでもキャラクターの方向性は一貫していてブレていないからすんなり呑み込めた。原因はあくまで練習を知らない・体力の無いそふぃのほうで、みれぃは振り回されていただけだしね。ただ、らぁらのサインのくだりでの「私の計算はいらないぷりね…」の一言は実際そのとおりなので、ちょっとヘビーに感じてしまった。

こじれた事態を解決に導くのは3人の外の視点、というのは基本に忠実な構成で、終盤の話の流れもスムーズ。ただ、それだけのためのゲストキャラを登場させたり、そのゲストキャラが「みれぃの計算力」を高く評価したり(隠してはいないだろうけどアイドルとしての売りでもないだろう)は少々強引な感じ。

「みれぃの『み』、そふぃの『そ』、らぁらの『ら』を足して『みそら』はどう?」
「おまけに『ひばり』もつけちゃうぷり!」
「絶対だめクマ―っ!」

……なんて話はなくて、チーム名は「SoRaMi SMILE(ソラミスマイル)」に決定。悪かないけどいささか冗長で、レッドフラッシュ隊でも良かったんじゃないかと思う。

製作上、使いまわしせざるを得ないであろうメイキングドラマはどうするのかと思ったら、なるほど「解放乙女ヴァルキュリア」のバリエーションでそふぃが鍵を持ってくるバージョンか。印象がずいぶん変わって巧いと思う。ストーリー上は、己を籠に閉じ込めていたのはみれぃであって、らぁらも一緒に囚われているのがちょっと釈然としないけど。

そして1クール目にギリギリすべりこみセーフで東堂シオンが登場。あまりにも低い声に驚くが、これはプリパラでの声とのギャップを見せるためか? 中の人は山北早紀……アイドル然とした可愛いお顔をしていてちょっとビビる……ってラジオペンチかい。くそう、やっぱり「俺タワー」再エントリーするかな。

2クール目はSoRaMi SMILEとウェスト姉妹&しおんのライバル関係がメインになるのだろうが、となると校長の扱いがどうなるかが気になるところ。