戦後日本住宅伝説

「戦後日本住宅伝説」、北浦和の埼玉県近代美術館、今日まで。
酷かった。
久々にこのフレーズを使おう、「お芸術」あるいは「アート様」の展覧会。理屈の体を成していないヘリクツ解説に気分が悪くなり、10分と館内にいられなかった。「感じ方はひとそれぞれ」の一言で論駁できる(というか後にも先にも論が進まなくなる)解説をグダグダ並び立てるな。入館料の1100円はドブに捨てたほうがマシだった。見所はコンテッサフィアット500…といいたいところだが、ああいった家のガレージに停まっていると車のイメージが悪くなる。

戦後日本住宅伝説 ─挑発する家・内省する家

戦後日本住宅伝説 ─挑発する家・内省する家

図録には確か五十嵐太郎が絡んでいて(ん?勘違いか見間違いか?)だったらさほど酷くはないだろうと思いきや、だった。
 

ささくれだった心はにゃんこで癒す。……というわけではないが、帰りに北浦和の商店街を通って行ったら、いちじくの箱に収まってお昼寝中の猫を発見。

チラッ とこちらを興味なさげに見ただけでお昼寝続行。街中で出会う猫というのは9割方警戒心が強く、残り1割はすり寄ってくるものだから、こんな感じでただ無警戒なだけというのは珍しい。