プリパラ#8「ドキドキ!夏だ!水着だ!プールでかしこまっ♪」

らぁらとなおちゃんのすれ違い回。らぁらが変にこらえたりせず、素直に子供らしく泣くのがよかった。その描写のアニメ的なディフォルメ表現がギリギリのバランスで、ウェットになり過ぎていないのも良し。そしてそこに南風紀委員長! 校則違反チケットのルーチンギャグを応用しつつ、厳しくアイドルの心得を説きながら仲直りの手助けをするとか、この娘は女神か!? いや、問うまでもなく女神でしたね。真面目な話、委員長キャラであることがきっちり作品内の立ち位置に反映されました。

といってももちろんメインはらぁらとなおちゃん。前回でそふぃさんをたらしこんだ(オイ)ので、らぁらがアイドルになる以前からの友達であるなおちゃんに再びスポットを当て、それと同時に「校長にも認められるようなアイドルになる」という目標を再設定したわけですな。こうしてみると7月スタートなのがシリーズ構成に巧く反映されてて感心する。1〜3話でプリチケが強制没収される学園という大状況を描くが、4話からは夏休みなのでいったんそれを棚上げし、プリパラでのステップアップとみれぃ、そふぃとの交流を描く。それがひととおり形になったこの段階で再びなおちゃんとの友情を深く掘り下げて、新学期の始まり(=校長の暴走の再開)に向けての布石とするという……。まぁ、さほど凄いというわけではないし、4月始まりでも10月始まりでもそれなりに構成したとは思うのですが、放映1カ月半の第7話で「友達になって100日目」なんてアニメを見たばかりなので感心。あ、去年は6月放映回で菜の花畑が満開ってのもあったな。

そふぃさんは今回ファンシーモードで水中を漂っていただけで、それはそれで愛らしかったのですが、ついにらぁらたちと共演する次回の活躍に期待。