これといって見るものが無い土地でも、とりあえず神社に行って忠魂碑を探せば何かしら発見があるものだ。これは新花巻駅近くの矢沢八幡宮境内。
左の「忠魂碑」は裏面に「大正十年三月十日」とあり、普通に考えて日清・日露戦争の戦死者慰霊の碑。右の「平和祈念碑」は平成六年四月のもの。
珍しいのがこの中央のもので……。
大正八年六月、「欧州戦争 平和克復 記念」とある。つまり今でいう第一次世界大戦の終結を記念した碑なのだが、日本がほとんど関与していない、まして花巻の土地と直接のつながりがあるとは思えない第一次世界大戦の記念碑がなぜ立っているのだろう？
