東北旅行#1/新花巻

7月19、20、21日と三連休なので旅行に行った。東北方面、花巻と遠野に寄りつつ、盛(大船渡)、陸前高田気仙沼石巻、松島、塩竈と被災地を巡る旅だ。

19日は午前中に歯医者の予約があったため、大宮発12時6分の新幹線という、私には珍しく遅い出発。

まずは新花巻で下車。在来線が交差するから新幹線駅ができたようなものなので、周辺は何というか非常に寂しい。

釜石線側については現在の駅の約500メートル西側に存在していた矢沢駅を廃止の上で、新幹線との交差地点に新たに釜石線連絡設備を新設した。
(略)
こうした建設経緯から、釜石線新花巻駅については事実上矢沢駅の移転・駅名改称である。現在でも駅西方の線路が緩くカーブしているのは、矢沢駅が元来は交換可能な構造だった名残である。
ウィキペディア新花巻駅」より)

宮沢賢治ゆかりの地であることが花巻の観光資産で、新花巻から徒歩20分ほどの遠さで「宮沢賢治記念館」がある。

こんな案内板が複数立っていて……。

小中学生の絵画を掲出していた。この「やまなし」の蟹の親子の場面は、教科書に載っているためか、小学生の絵のうち3枚(以上)はこれだった。ていうか私も小学生の頃これを描きました。
 
だが、賢治記念館には昔一度行ったことがあって「もう一度来たい」と思った記憶がないので今回はパス。新花巻では1時間半の余裕しかなく、というか1時間半過ごさざるを得なかったため、しかたなく花巻市博物館に寄ってみる。しかし、夏休みの初まりでもあるこの三連休を企画展休止時期にする、という信じがたいスケジュールを組んでおり、ありきたりな常設展しかみられなかった。仙台藩盛岡藩の藩境だったことくらいしか歴史上の面白味がない土地だからねぇ。あとは岩手軽便鉄道東北本線そして花巻電鉄が出そろった大正時代の花巻駅を再現した模型だけが見所。

博物館の後はとりあえず近くの神社に寄ってみた。

その矢澤八幡宮の境内で遭遇した昆虫。スマート極まるメタリックグリーンのボディと黒い翼がカッコいい。ひらひらと飛ぶのでカゲロウかと思ったら、これはハグロトンボだそうだ。

別名ホソホソトンボというので笑ってしまった。