最近観たTV番組

ジョジョの奇妙な冒険
「プリンセスブライド」に言及している人が少ないのが寂しい。いい加減古い映画だし仕方ないか。

この回のポルナレフ(と花京院)の名乗りとかの元ネタ。
念のため、織田信奈の挿し絵の人は無関係。

それにしても毎度のことだが、「本体のJガイルがすぐそば(チャリオッツはともかくハイエロファントは十分射程内)にいるのにどうしてスタンドのほうと戦うんだ?」とか、「花京院とポルナレフは金を出す様子もなく、それどころか次第に血まみれになっているというのにどうして村人たちはいつまでもまとわりついているのか?」とか、原作からのツッコミ所はどうにかならんものかね。原作そのままにするのではなく、アニメにはアニメとして不自然に見せない演出が欲しいんだがな。
 
ハピネスチャージプリキュア
ひめのめぐみ・ゆうこに対する罪悪感が、ほぼ「私は隠し事をしていた」一点なのが興味深かった。「そもそもの幻影帝国侵攻の原因であること」「それによっていおなは姉を失ったこと」、そして劇中では全く描写されていないが「ハンターに倒されたプリキュアたちにもいおなと同じように家族がいること」といったあたりは、少なくともめぐみ・ゆうこと付き合うに当たっては自己否定の要因になっていない、という。

そういった感情がひっくるまっているのがひめのコンプレックス、複合であり劣等感なのかもしれないが……。なんかこう、世界の存亡がかかった戦争をしている最中で犠牲者も出ているのに、主人公の問題意識は友達付き合いのレベルでいいのと思ってしまう。まぁ次回で語られる、箱を開いた経緯がどんなものか次第ですかね。
 
攻殻機動隊ARISE」
色々と一新したはずだが観てみたらいつもどおりの攻殻だった。まー、変え過ぎるわけにもいかないだろうし、そこらへんのさじ加減は難しいんだろうね。キャスティングについては「前のほうが良かったがあえて不満を言うほど酷くも無い、ただし課長を除く」。荒巻課長だけはどうしてもなじめなかった。
自動車がかなりそのまんまマツダ車だったり光岡車だったりでドッチラケだったのだが、ざっとググってもスポンサーだのコラボだのという話題はヒットせず。んん? 何か見間違えたか?
 
勇者エクスカイザー
チャンネルNECOレイズナーの後番。実はこれまでろくに見たことがなかったのだが、とりあえずオープニングがものすごく歌いづらい。上がったり下がったりが予想される流れと別の方向に行ってしまう。ニューミュージック寄りのまま歌詞だけ正統アニソンにしたギャップかのう。まぁ、ずっと後の「バーンガーン」も不思議な曲だったので勇者シリーズの伝統かもしれない。
設定はかなり「ヒドゥン」、ストーリーはまぁ王道キッズアニメで、当時はこういう作品が無くなりかけていたというのが不思議に思えるほど(つっても実写では絶えることなく戦隊シリーズが続いていたわけだが)。1話でトレーラーとの合体を披露しないまま、2話は新幹線兄弟がフィーチャーされるシリーズ構成が面白い。
エクスカイザー車は格好よく、ちょっと非変型のスケールモデルが欲しくなる。新聞記者のパパが現場に乗りつけるのに使う、というギャップ感も良し。それにしても設定上の正式名称が「エクスカイザー車」ってのは可哀想。エクスカイザーが取りつく前の自家用車状態は何と言うのだ。
それと、この頃はまだ竜盤類の恐竜がいわゆる「ゴジラ立ち」なのが面白かった。復元図の変遷とフィクションの歴史が記憶の中でシンクロしてなくて、古い作品の恐竜描写を見るとしばしば驚かされる。尻尾を引きずらないスタイルは1993年の映画「ジュラシックパーク」(とそれに便乗したイベント)で一般的になった、という認識でOKかな。エクスカイザーは90年、ジュウレンジャーは92年か。なるほど微妙な時期だ。