消費税による日本経済転覆の陰謀

1円玉の原価が1円以上、というのはよく知られた話。かつては約2円といわれたが、原材料費の高騰で今は3円だとか。
そこで消費税が3%だった頃、悪の秘密結社の恐るべき陰謀として考えたのが「1円玉を貯め込む」。とにかく1円玉を受けとり、そして絶対に使わない。そこはそれ、悪の秘密結社だから大規模に広範に(ちょっとやり過ぎて正義のヒーローに気付かれてしまうくらいに)貯め込んで貯め込んで貯め込みまくる。貯め込まれて流通量が減れば国は鋳造せざるを得なくなる、その原価は額面を上回っているのだから、いずれ日本経済は崩壊する……というのが悪の秘密結社の描いたシナリオ。
正義の味方は呆れつつも秘密結社と戦って陰謀を打ち砕くのだが、その間に消費税率が10%に上がっていた、というオチまで考えていた。
イデアだけで話にまとめることもなく、そうこうする間にリアルで消費税率が5%になり、実際の鋳造量は知らないが数字のキリが良くなったためネタとして成立しづらくなったが、今年4月から8%になったことでちょっと思い出したのだった。まぁ今は今でICカード決済が普及したから、やっぱりネタとして弱いよね。