「パーツのぱ」最終回

「電気街 秋葉原
「移り行くこの街の」
「ある小さなパーツショップのいつもの日常」
……というわけで「パーツのぱ」の最終回のために『週刊アスキー』買っちゃった。第321回、約7年間の連載ですってよ。ふだんの1.5倍もの増ページでボリュームたっぷりで(6ページだけどね)、なのに本楽さんの出番がひとコマしかないのがすごい。開いた段ボール箱をふとん代わりにして寝るというのは、これも「いつもの日常」なんだろう(笑)。最後のコマはありがちなんだけど、あーそういうことだったのかー! とちょっとしみじみ。初めの頃から「パーツのぱ」を読んでいた人は感慨もひとしおではなかろうか。

大型家電量販店が進出してきたあたりから「終わりの始まり」ムードはあったのですが、そこからがむしろ長かった感じ。トヨシマデンキのモデルは当然ヨドバシカメラなわけで、現実の状況と時代的なズレがあったから(2005年だからもう9年も前……ひょっとして連載が始まったときに終盤の展開はこうすると決めていたのかも)、このあたりがちょうどいい終わり時だったのでしょう。