最近見たTV番組

私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!
あんまりな奇行を見れば止めようとするし、そこで暴言吐けばビンタ食らわすし、母親はちゃんとした人なのに何故もこっちはあんなふうに育ってしまったのか……。

イカサマはさておき、トレーディングカードゲームってそれなりのコミュ力(と膨大な資本力)が要求されると思うんだが、何故にもこっちはクイーンと呼ばれるほどハマッているんだろう。ストーリーの流れとしては、「きーちゃんに対してオトナの部分を偽ることに失敗したもこっちが、一転して子供のレベルでいいところを見せる」だったから、原作者の認識はTCG=子供の遊びで、高校生がやっているのはそれだけで可笑しい、ということだったんだろうか? でも、デュエマや遊戯王ヴァンガードならともかくMTGって子供はやってないよねえ。
 
聖闘士星矢Ω
無印の北欧編が面白かったポイントのひとつって、最初にドンとこのシリーズの敵役はこんなのが7人ですよと見せて、プラス1人含めた神闘士を毎回オープニングで見せることで「誰と誰が戦うんだろう?」という興味をそそったことだと思うんだ。

Ωのパラサイト編の「一度戦わせて因縁を作って再戦」という構成は、アイデアは面白いんだけど結果的に有効に機能していないと思う。三級が何人いてこれまでに何人死んで、二級は全部で何人いて誰が前線に出たかとかをボンヤリとしか見せてない段階で、階級不明のパラサイトを出されてもねえ。

それと十二宮編、北欧編、ポセイドン編に共通する基礎中の基礎、「タイムリミット」が無いというのもどうかと思う。今回、それを逆手にとって「長期戦では休息も重要」という台詞と状況があったけど、いやそもそも長期戦でいいのか!? と。

今回はもうひとつ、昴が最後まで気絶したままだったのも驚きだった。結局こいつはキーパースンなのかただの賑やかしなのか?
 
ドキドキ!プリキュア
いや、だから亜久里はいつどうしてプリキュアになったのよ? どこで誰に1万年前のプリキュアとか三種の神器の話を聞いたの?

途中までは、何かしらの偶然か運命でメランに出会って、そこで伝説を知らさせてプリキュアになったのだと思っていたら、以前ここを訪ねた理由が既に「水晶の鏡」を求めてで、メランの力でプリキュアになったわけではないという。

意図的にでしょうが、「亜久里をメランの元に導いた不思議な力とは何か」「メランにソデにされた後どうやってプリキュアになったのか」の説明を飛ばしているから、どうにもモヤモヤする。今回は絶好の説明の機会だったのに……。ていうか今回説明しなかったということは、ストーリーが大詰めになるまでほったらかし(orこのまま説明無し)なんだろうなぁ。うーむ。

「ともに鍛え上げられる仲間を見つけようと思いました」って、いやいやアンタとは全く無関係に4人はプリキュアになってたし、ジコチューと戦ってたのはアンタじゃなくて4人だし! 水晶の鏡が手に入るとどうなるのかの説明もしていないから、特訓の目的はジコチュー相手の戦闘力強化でなく「伝説の戦士と認められること」だと言われても「ハァ?」てなもんで。

そんなこんなで、シリーズ構成上は山ほど疑問符が付く展開でしたが、次回(から次々回にかけて?)は大ピンチ&新アイテム登場という中盤の山場のようでちょっと期待して待つ。
 
宇宙戦艦ヤマト2199
「Q.薮はこの先どうなるんだ?」……答は置き去りでした。きっとエピローグで解放軍の指揮官として活躍する姿が1カット描かれたりするんだろうな。

ヤマトのクルーがガミラスの状況やイスカンダルとの関係を知るのが、前回反乱を起こしたディッツ提督との平和的な会談による、という展開は無理なくスムーズ。反乱軍とヤマトが別行動となったのは、もちろん艦長が言うような怨讐もありますが、それ以上に「そもそも目的が違う」というのが決定的でしょう(反乱軍のほうこそ援軍が欲しい状況だよね)。そこらへんの、あくまでヤマトの単独行とする理由付けもすんなり行ってます。……マァ肝心の会談をダイジェスト的に飛ばしていいのか? と疑問を持たれるのももっともではありますが。

目的地はイスカンダルでありガミラスと積極的に戦う理由は無い、と古代が判断する一方で、デスラーガミラスイスカンダルとの大統合を企んでいる……という図式も巧い。デスラーイスカンダルとヤマトとの接触をスルーできないし、政略的に雪を手放せないから衝突は避けられないわけですな。

ユリーシャ(実は森雪)といえば、ノランがその正体に気付いてないフリをするのがちょっとイイ男風に書かれてましたが、「実は人違いでした」では自分の仲間たちの大失態だからそれを隠蔽しようとしているのだ、と思うと相当情けないぞ(苦笑)。

籠から出された鳥が死んでいる描写は、「「冷めないうちにどうぞ」というお茶に毒が!?」と思って見返してしまった。あの鳥はイメージシーンというか別の場所での出来事なのね。



そんなこんなで、この後ちょっと第七章を見にいってきます。