ロボカー ポリー

「ロボカー ポリー」が放映開始。
「トレインヒーロー」があまりにも酷かったので(ふた昔前のレベルのCG、ギトギトした色彩、何がどうともわからない車両デザイン、可愛げも面白みもないキャラクター、ディフォルメロボに釣り合わない世界設定)こっちも心配だったのですが、実に真逆の作品で(ちょっとレベルの高いCG、やわらかみのある色彩、それぞれの機能が一目で伝わる車両デザイン、可愛らしいキャラクター、ひとつの町に限定したファンタジーな舞台設定)、これなら安心して見られます。

というわけで商品レビューなど。先週、別件でヤマダ電機に行った折に購入しました。その時点では全く知らないタイトルで、D.C.T(Dreams Come Ture)というメーカーにも馴染みがなく、なのにいきなり玩具売り場の一角を占拠していてだいぶビックリ。ダイキャストミニカーはいきなり15種発売、変形可能な「へんしんロボット」は4種、そのほかリモートコントロールカーなど、一気にやたらと発売されました。

そのうち購入したのが、このTR-01「へんしんロボットポリー」。

こんな格好でパッケージされているので、出来のほうが少々心配になりますが…。

肩が引き出し式で、ひじも伸ばせるので(右腕)ちゃんと格好がつきます。どうしてこれでパッケージしないんだ。

肩は引き出し式プラスボールジョイント、ひじもある程度曲がります。腰は変形の都合もあって回転、太ももの付け根にボールジョイント、ひざもある程度曲がるので、これくらいのポーズ付けは可能。

変形。腕のほうはここまでで見てのとおりなので説明省略。腰を180度回転させてひざを縮め、腰をボディに押し込みます。腰は単に縮むだけでなく、クイッと畳み込む感じで、見た目よりも凝った構造です。お尻の部分を後ろにスライドさせて足を後ろにやれば……。

カーモードの完成。まぁぶっちゃけ「カーズ」の後追い感はぬぐえません。ホイールが☆形なのがオシャレ。

もうひとつ、TR-04「へんしんロボットへリー」(asin:B00BMZY19S)も購入。変形パターンは同様なので説明省略。

カーズトミカとの比較。けっこうボリュームがあります。
特徴的なギミックが無い代わりに、これという不満も無い玩具で、このデザインが良いと思うなら買って損はないと思います。逆に言うと、このデザインに抵抗を感じる人にまであえて薦めるほどのものではないかなと。

気になるのは、幼児向けの玩具としては少々きゃしゃな感じがすること。肩のボールジョイントなんかは子供が無理な方向に動かすとあっさり抜けそう。なのに引き出し関節だから、はめ直すにはちょっとコツが要ります。ゴーボッツ(にも色々あるけど「キッズトランスフォーマー レスキューヒーロー ゴーボッツ」ね)のガッシリ感や、手間を簡略にするとともに動きの面白さを見せる連動変形などを知っていると、少しだけ残念。

ところでD.C.T(Dreams Come Ture)ですが、ホームページを見てみると……。
http://www.dreamsct.co.jp/
代表取締役佐藤慶太。つまり、タカトミに居場所が無くなったタカラの元社長が作った会社なのでした。
ここらへんの境遇が似ている社長同士で仲がいいのか、ざっとググるとまずヒットするのはブシロードとの提携が決まったというニュースだったりします。あるいは、木谷社長の佐藤社長への恩返しなのかも(かつて木谷社長のブロッコリーが傾いたとき、佐藤社長のタカラが支援した)。