まんがタイムきららキャラット2月号

今まで触れてなかったけど、きららキャラットって異様に休載率が高いよね。それとも萌え系4コマ誌ってこんなものなんだろうか? この2月号は常習犯の「GA 芸術科アートクラス」と「ラッキーブレイク」が休載。「GA」は看板級のタイトルで、マンガ本編とは別に企画ページまであるというのに……。
 
付録「ひだまりスケッチクリアしおりシート」
また使いどころに困る付録だ……。デザインが良いもんだから捨てるのも惜しく、かえって困ってしまう。まぁ仕事では山と使うけどプライベートではまず使わないクリアファイルに比べたら、しおりのほうが良いか。
 
ひだまりスケッチ
前回で紗英ヒロの大学受験という山を越え、今回は6人で徹夜でテレビゲームをする話。「スーパートリオ」ってこれ、ク○ゲー臭がふんぷんと…。ていうかなんで一人用ゲーム持ってくるんだ乃莉すけ。大学進学でふたりがひだまり荘を去る話は来月か再来月、リアルの引っ越しシーズンに合わせるのかな。そしてその後はどうなる?
 
キルミーベイベー
初詣ネタなのに校内で完結しているのがさすがキルミーだ。ソーニャちゃんは案外ドジっ子なところがあるが、今回ほどヒドイ目に合うのは珍しい気がする。
そして今月もあぎりさんの出番がないのであった。感想描いてない号でメインだったけど。
 
「ごきチャ」
ちゃばちゃんのために家を探したり、砂場で家を作ったりする話。「ごきチャが人間と仲良くなろうとする」という基本線から外れているので少々違和感を覚えた。まぁ、レギュラー同士の掛け合いで話ができるというのは、作品の幅としてアリだろう。
 
「セカイ魔王」
「魔物研究会」登場。魔物を賭け事に使うという、かなり俗にまみれた研究会ですが、魔王は何か重要なヒントを掴んだ模様……。ホントになぁ、設定とプロットは面白いのに、なんでこれ4コマのフォーマットでやっているんだろう。
 
はるみねーしょん
部活の話。運動部を避ける理由が理に適っていて、このマンガだと逆に意表を突かれた。マンガ内マンガも可笑しいというかシュール。4コマでこれやった作品って珍しいのではなかろうか。
 
「先輩には頭が上がらない!」
微妙に「ひだまり」と被っている徹夜ネタ。職場が全く出てこないのは珍しい? 同じアニメが好きで意気投合するが一押しのキャラが違うため一気に険悪に……というのは「ハヤテのごとく!」でやったネタだったか。しかし時任くんと迎先輩はそんなことは無いのであった。ていうか時任くんの妄想抜きで既にラブラブじゃないか。どういう形であれ、もうちょいラブコメ的な波乱があったほうがいい気がする。
 
「インプロ!」
優希の母ととばりんの母が邂逅。イギリスのマイナーな青空劇場では珍しい日本人同士、ということで、その出会いにご都合主義の印象が無いのが巧い。
とばりんが追い出された事情は、まぁあんまり複雑でも解決しようがないのでこんなところでしょう。
次号、その事情に対してどういう答が提示されるのか? 何かしらアクシデントが起こるのはマンガとして確実だから、それを当然のごとくインプロ(即興芝居)で乗り切るのか? それともそれは当然ではないと思い知るのか? 興味がもたれます。