爆撃機と攻撃機

爆撃機(B)と攻撃機(A)、
攻撃機(A)と戦闘爆撃機(F)、
戦闘爆撃機(F)と戦闘攻撃機(F/A)を
きっちり区別できる人は、おそらくいないだろう。
 
とはいえ、何故にそんなことになったかはネット上だけでも調べてみればわかるものだ。
米海軍には爆撃機が無く、一方で米空軍には攻撃機が、一時はカテゴリさえ無かった。詰まるところはそういう話だ。なので海軍のA-3が空軍に行くとB-66になったりする。
空軍はベトナムの戦訓から攻撃機を復活させたが、多少なりとも空戦能力があれば地上攻撃用の機種でも戦闘機のサブカテゴリである戦闘爆撃機に分類した。なのでF-105だったりF-111だったりする(F-111には面倒くさい経緯があるが)。
それにしてもCOIN機でもAが付くのはA-37くらい、OV-10だのO-2だのと攻撃機(A)を避けているようなんだが何故なんだろう? BF-111は、あれで戦略爆撃機だからAでなくBなんだろう。海軍だったらAにしそうな気もするが。
そして戦闘攻撃機というのは政治的な理由で生まれたカテゴリで、「A-7の後継もF-18一本にするよ〜」「そいつ戦闘機だろ?」「違うよ、FじゃなくてF/Aだよ」っていう。