長岡そして栃尾

というわけで今日は長岡泊。
ゆめのかよいじ」を観るのが目的なのだから……。

昔――
 
遠くへ行くのに鉄道しかなかった頃
 
その線路にたくされた期待は
どれほど大きかったことだろう
 
鉄道だけがはるか遠くの
場所につながるものだった頃…

これを実体験しようと、あえて新幹線に乗らずにさいたま新都心から長岡まで、在来線で行ってみた。朝5:36発で、二度の乗り換えを経て10:18着、所要時間はトータル4時間42分。5時間を超えるようではさすがに無理だし、4時間では東京から広島まで新幹線で行くのと同等だから何度も体験している。そういう意味で、長岡というのはちょうど良い具合に「遠く」だった。

長岡からさらに、バスで40分かけて映画「ゆめのかよいじ」のロケ地である栃尾へ行く。観る前に行っておく、というのは別に嫌味ではなく、日のあるうちに歩き回るための選択。

栃尾の町と、ついでに見附の町を見物して長岡に戻り、ホテルで一息ついた後、いよいよ映画館へ。現状唯一の上映館である「Tジョイ長岡」は郊外型のシネコンで、駅前からバスで20分という不便な立地。

13:00の回上映後、15:15の回上映前には監督と主演女優らの舞台挨拶があったというが、監督が「ゆめのかよいじ」という作品は云々と言い出そうものなら私はモノを投げつけるかねない。それが外れて女優さんに当たってしまったら一大事なので、それは避けて最終21:30の回にする(ホントは単にスケジュールの都合。舞台挨拶の優先順位が低かっただけ)。

そしていよいよ上映開始だ。そこで私が観たものは……!
(以下次回)