AKB商法は現代の茶道

へうげもの」は避けてしまっているが、『そもそも何故に茶器に価値があるのか、誰がどうして茶器に価値を与えたか』というのは、戦国時代における重要なトピックだ。
しかし私には耳学問で、それに関する記事は雑学集レベルのものさえ手元にない。
せめてウェブで、とまとまった記述を探したところ、ヒットしたのがこちらのブログだ。
『たくろふのつぶやき』2011年02月15日付「付加された価値」
「茶道を茶道たらしめた原因」を簡潔に解説しているばかりか、それとAKB商法との相似性まで踏み込んでいる。シャレと皮肉と自虐まじりだけど、「価値がなければ、つくりだす」ことを日本人の能力と見出すあたり、中々の慧眼だ。
もっとも、たとえば明治時代のウサギバブルはつまるところ金目当てで、ウサギそのものの価値を上げたわけではないというツッコミどころはあるのだが(ウサギに限らず、投機対象となったことで価値が作り出された例は日本に限ったことでないから、それらと茶道やAKBはどう違うかまで踏み込まなければならない)。