最近観たもの

録画データのタイトルが『モーレツ宇宙海賊』『宝島』『海賊戦隊ゴーカイジャー』と並んでいて、「へぇ、世の中海賊ブームなのかなぁ」と思った後で、世間的に最も有名な海賊アニメをスルーしていることに気付いた。
モーレツ宇宙海賊』は、「監督が佐藤竜雄ということは、カッチリ作られていて安心して観られるけど、どうにも地味で売れそうにない雰囲気なんだろうな」と思っていたら、まさにそのとおりだった。とりあえず視聴継続。
出崎監督の『宝島』は、実は初見。今回放映されたのは劇場版で、2クールを2時間弱に収めているからかなり急ぎ気味。正直、シルバーはさほど魅力的なキャラに見えなかった。ていうか年末に「マクロス」を観たばかりなので、ハネケンさんのBGMと合わせてグローバル艦長の幻影が見えてしまった(声が羽佐間道夫なのね)。
ハネケンさんにはこれが作曲家デビューだったというオープニングは、文句なしに気分を盛り立ててくれます。
途中、映像と音声がズレているところがあって、「こりゃまた斬新な演出だな」と思ったら、どうも放送事故だったらしい。
ゴーカイジャー』は、過去作品のキャラが準レギュラーになるというかつてない展開。商品展開は既に終っており、バンダイに遠慮することなく東映側で好き勝手やっていい時期に入っているのですが、『ゴーカイジャー』一年のまとめになるはずのエピソードをニンジャマン絡みでどうまとめるのかと、期待半分不安半分。
爆丸』はなんかもうどうでもよく。去年の『ニューヴェストロイア』は最後まで面白かったんだがなー。そんなことより問題は、後番が『ズーブルズ』だという点。ある意味、正統後継者ではあるけれど。
『ズーブルズ』については、玩具を手がけるセガトイズと同じ企業グループにトムス(東京ムービー新社の現在の姿ね)があるにも関わらず、アニメは韓国の制作会社が手がけている、という点が気になります。「日本にはアニメやマンガといったコンテンツ産業がある」などと浮ついたことを言ってる間に、冷静なビジネス的判断では韓国任せがベターってことになってるんですかね。