怪奇大作戦#7「青い血の女」

あー怖い怖い怖い怖い怖い。
感想は昔書いたとおり。
http://d.hatena.ne.jp/UnKnown/20080821#p2
それにしても、だ。
教科書どおりのストーリー構成ならば「子供に捨てられた孤独な老人が寂しさを紛らわすために作った自動人形」をイコール「殺人人形」にするところ。ていうかそのほうが余程かっちりしている。「あれ」の登場は唐突過ぎで(途中で老人が何者かに語りかける描写があるにせよ、その相手がああいうものと予想させるものはない)、その姿をさらしたかと思うと、ベラベラベラっと一気に台詞を畳み掛け、フイッと身を投げてしまう。そのまま登場人物たちは誰も真面目に真相を追究しない。
だから単純に評価すれば、「破綻している」とまでは言わないものの、「構成されている」とはいい難い話なのだが、それ故にインパクトがあり、そしてテーマからぶれていない。改めてスゴイ回だなぁと思わされた。