別府警察署

仕事で東京都立中央図書館に行く用ができたので、ついでに別府警察署のこともざっくり調べてみた。
閉架から『別府近代建築史』『別府近代建築史 資料編』を出してもらったのだが、うーむ、どちらも別府警察署は一葉の写真も無し。資料編の巻末の年表に「1929 昭和4 7 別府警察署が浜脇埋立海岸に移転。」とあるだけで、それ以外の言及も無し。
掲載の地図に示されている「警察署」の位置が浜脇ではなく、現在と同じ餅ケ浜だったので、この本が出た1993年には旧警察署は取り壊されていた可能性が大ですが、それにしたって「失われた建築」的な記事で触れても良さそうなもの。
版元は別府観光産業研究会、つまり地元の人たちで、しかもテーマを近代建築に絞り込んだ本なのに、まさかこんな扱いだとは……。
警察署の全景写真は、郷土出版社の『別府・国東・日出・杵築写真帖』に大きく掲載されていますが、これも解説はごく簡単なものでした。
これ以上となると、地元の図書館、博物館にしか置いていないような資料をあたることになるのですが、九州はちょ〜っと遠いからねぇ……。今はバースデー割引が無いしなぁ。