「天装戦隊ゴセイジャーVSシンケンジャー エピック ON 銀幕」

昨日観てきた。あまり期待していなかったんですが面白かったです。悲壮感漂うシンケンジャーと「大丈夫、なんとかなる」のゴセイジャーとが好対照で、そこらへんの対立で意外な盛り上がりを見せてくれます。アバレvsデカでも同じような展開がみられましたが、あれはなんつーか和解に無理矢理感というかなし崩し感があってなあ。その点ゴセイvsシンケンは「大丈夫、なんとかなる」をキーワードにわかりやすく、かつ説得力をもって和解を見せてくれました。
脚本は、これまで戦隊ではメインだったことが無い下山健人。シンケンジャーの映画としては、流之介がテンション高過ぎで違和感がありましたが気になるのはそれくらい。ただ、姫様は初見の人(ほとんどいないと思うが)には何者なんだか何をしたのかよくわからなかったかも。
ゴセイジャーの映画としては、ラスボスにしてネタキャラという地位を不動のものとしたブレドランさんが大活躍。私はもうそれだけで満足です。閣下とロースぺさんに出番が無かったのは残念ですがこれは仕方がない。
天知親子は尺の都合か役者の都合か、これまた出番無し。ゴセイアルティメットも尺の都合か出番無し。全部載せ合体もあるにはあるのですが、去年のサムライフォーメーション23に比べるとスケールダウン感は否めませんでした。いやまー、ブレドランさんが思わずデレプタの名台詞を言ってしまう凄まじい姿で、見応えはあったのですが。
で、実はさいたまMOVIXでは昨日、映画の後に「ゴセイレッドがやってくる!」というミニイベントを実施。これも冷やかし気分で見るつもりだったのですが、どうしてどうして、見応えがあった。
異様にテンションの高い司会のお姉さん、
「今日はゴセイレッドが遊びにきてくれましたー!」
(遊びに、かい)内心でツッコむ私。
「ゴセイレッドはみんなにねー、素敵なプレゼントを持ってきてくれたんだよ」
(まー、ゲーム用カードか限定ヘッダーの売れ残りだろうな)冷ややかな私。
「プレス用という、お店では売ってないパンフレットなんだ」
(欲しい!)目の色が変わる私(笑)。
とはいえ、クイズに答えて正解だともらえるという話で、それにはさすがに参加できませんでした。
ゴセイジャーが変身するときに使うアイテムの名前はなんでしょう? 1番・テンソウダー 2番・しゃべるおじさん。さてどっちかなー?」
(2番でもある意味正解だ!)
ここで元気良く「はいはいはいはい!」と手を上げる子供たちとか、けっこう微笑ましかったですね。運良く選ばれた子供がゴセイレッドと並んだところで親御さんがデジカメで記念写真を撮るあたりは(こういう展開があるとは限らないのにコンデジを持ってきているあたりは)、現代的といえるでしょうか。
そんなこんなで1200円で映画もイベントも大変に楽しめたものの、(でも3歳児にプレス用パンフをあげたってなあ…)と少しだけ未練が残ったのでした。