BOOK EXPRESS赤羽店閉店

赤羽駅改札内にある書店、BOOK EXPRESS赤羽店が15日で閉店だそうな。私には出勤時に赤羽での乗り換えが必須で、列車を待つ間によく利用していたからちょっとばかりショック。
ホームページのお知らせをみると、7月31日にさいたま新都心店が閉店したのを皮切りに、9月8日に品川店、9月30日に上野店、そして10月15日に赤羽店、さらには10月31日に東京南口店と続けざまに閉店している。

さいたま新都心店はさておき、他はいずれも乗り換え駅で人の流れがあり(上野は改札外だったか)、書店の利用客も少なくないと思うのだが不採算だったのだろうか。少々意外である。JR東日本の関連会社だから、賃料が高過ぎて払えないということはなさそうだし、なんだろうJR東日本グループ全体として小売店部門の見直しでも図っているのか? しかしなぁ、いずれの駅も飲食店は十分過ぎるほどに入っているし、改札の中という特殊な立地には書店がいちばん合うと思うのだがなぁ。

まぁ、渋谷にはたくさん書店があるので困らないといえば困らない。ろくな本屋が無い文化不毛の東京砂漠だった南青山とは大違いですよ、いやまったく。「リアル店舗はもうダメだ」と思うこともたびたびだが、いずれも行けば行ったなりに楽しいものだ。山下書店、啓文堂は基本を押さえつつ品ぞろえに個性を見せるし、これという特徴は無いけど新進のあおい書店も捨て難い。店内を概観しにくい大盛堂はちょっと縁遠いが行けば他店に無い発見もある。紀伊國屋はデパートの半フロアながらそのブランドに恥じぬ大型店の風格だし(地形図の扱いがあるのも重宝する)、品ぞろえは特筆するほどでないけど特典付き新刊が嬉しいアニメイト、漫画雑誌の早売りがある芳賀書店とオタ趣味方面も充実。埼京線利用者なのでBOOK EXPRESS渋谷店もたまに寄るし。