仮面ライダーW

色々と消化不良過ぎて腹が痛い。なんといっても、ゲストの母子二組の問題が何も解決していないのがイタい。リアル年寄りが出てきて「もともとは愛なんです」とか言って、何となくイイ話的な空気に持っていこうとしてたけど、なにいってやがる。先に仕掛けたほうは愛でも復讐でもなく、ただの虚栄心だろうが。2人の母親が泣いてそれぞれ子供に抱きついて、なんでそれで解決したことになるんだよ。

オールドドーパントは結局、青い側の能力を披露しないし(だったらリバーシブルはボツ設定にして劇中で見せなきゃいいのに)、最後はWとアクセルの二人がかりの力まかせで解決しちゃうから翔太郎の老人化にドラマ的な意味が何も無い。アクセルがオールドドーパントの攻撃を真正面から受けながら前進することにもドラマが無い。だって、通用しないんでしょ? 捨て身の戦いでも決死の覚悟でもなんでもないじゃん。

シリーズ全体の位置付けもおかしく、この回で「ダブルドライバーと6つのメモリを鳴海壮吉に託して来人救出を依頼したのはシュラウドこと園咲文音」と明かさずにいつ明かすんだよ。シュラウドの背後にあってしかるべき組織の存在とか気にならないのか照井。細かいツッコミでいうと「ドーパントの精神攻撃が通用しない特異体質」ってなんのデータをどう調べたらそれがわかるんだ。ていうか照井、酢昆布もといライアードーパントの攻撃はバッチリ効いてましたがあれは精神攻撃じゃないの?