もう、わけがわかんない。なにがわかんないって、太陽を出す必要なんて微塵も無いのに、ここで太陽フレアに重要な意味を与えちゃうセンスがわかんない。
まずごく単純に言って、太陽が映し出されたところで、何がどう起きていてどう事態が変わりつつあるのか、サッパリ伝わってこない。護星界につながる扉が開くの閉じるのという話なんだなら、それこそ「空中に出現した巨大な扉」とか、逆さの塔のイメージを引っ張って「空につながる螺旋階段」にするとか、ほかにもっと適当なビジュアルはあるだろうに。
ただ、問題はそこではない。度し難いのは、「異世界から来た正義の味方」と「宇宙から来た侵略者」とでは話がかみ合わないことに対する無神経さだ。
前者の文脈で「太陽」が出てきたら、それは地上から見上げるもの、時に信仰の対象にもなる神秘の存在、東から昇って西に沈むお日様でしょ。でも後者だと銀河系の片隅にある太陽系という名の恒星系の中心を成す天体でしょ。別のものなの、別物。考え無しになんとなくひょいと出したらダメでしょ。「太陽は、侵略者にとっては辺境の恒星に過ぎない、だがゴセイジャーにとっては神秘の存在なのだっ!!」という対比の妙を見せたい、という意図でもあるならともかく。
キャラ立ての手際の悪さとか伸縮自在すぎるゴセイヘッダーとかは他の人にも指摘されているだろうから私はあえてスルーの方向で。
