『侍戦隊シンケンジャー』第四十八幕「最後大決戦」

丈瑠の殿様返り咲きは確定事項として、どうやって返り咲くかが気がかりだったんですが、いやもう「予想の斜め上を行く展開」とはまさにこれ。普通に考えたら「志葉の本家が丈瑠を姫様の婿養子として迎え入れる」ってところなんですが、いくらアナクロな侍気質が話の肝といっても子供番組で「「家」のためにお互いよく知らない同士が結婚する」なんて展開はないよなーと思っていたんですが、ふはは、「婿」でなく「養子」ときたか。これなら解決策として問題無いだけでなく、強いネタ性を帯びるし、シンプル極まりない家系図で何が起きたか見せることができる。見事なもんだ。
外道衆の側も、「十臓は外道衆以下の外道でしたー」で一時チャラになっていた「人間から外道に墜ちたはぐれ外道」設定がここにきて生かされ、太夫の哀しさを引き立てつつ、封印の文字では終わらない展開を説得力あるものにしてくれました。
そして次回は最終回。予告でチラ見せしていた毎年の恒例行事、「変身前(の役者による)名乗り」が今から楽しみだ。