大谷のダンジェオン菩薩

と、誤読ネタを微妙に引っ張りつつ。
連休中にふいと宇都宮の大谷資料館に行ってみた。特オタならば年に2、3回以上は必ずテレビで見る場所だ。もっとも、大谷としてではなく、主に悪の秘密基地としてだが。直近でいうと、次回の仮面ライダーWにおいて、テラードーパントがここで「家族が減るのは残念だ」と嘆く予定である。宇都宮は私の地元なのだが、現地に足を運ぶのは数年ぶりとなった。

いやー、記憶よりもテレビで観るよりも、現地は遥かに広い広い。ていうか、この画像では広さがまるで伝わらん!!

奥のこれが人間の大きさ。その上で、もう一度さっきの画像をみていただけると、どれほどの大きさかいくらかわかっていただけるかと思う。

現地までのバスの便は悪いし、見学コースは決して長くはないのだが、宇都宮でイチオシの観光スポットだわこれは。
大谷が特撮ヒーローものの舞台となったのは、私が知る中では「宇宙刑事ギャバン」の小山ゆうえんちタイアップ回で、円盤が発着していた基地が大谷だったのが最古。それ以前のロケ地としての登場履歴はよくわからない。情報求む。


ゴセイジャー」もとい「五星戦隊ダイレンジャー」で、太古のダイ族の故郷という場面に登場したこともある大谷平和観音。像高88尺8寸8分(26.93メートル)、ガンダムよりデカイ!!

せっかくだから、と宇都宮駅までいったん戻ったところで、また別のバスに乗り、ホテル東日本宇都宮のほうへと向かう。田んぼの中に立つ謎の橋脚を撮影してやろうと思ったのだ。
http://maps.google.co.jp/maps?f=q&hl=ja&q=&ie=UTF8&z=18&ll=36.575417,139.894892&spn=0.001878,0.003857&t=h&om=1
リンク先の地図、航空写真にもホテル東日本宇都宮のすぐ東にそれがはっきりと写っている。しかもそれは、日光線のスピードアップのため、宇都宮でのスイッチバックを解消を目的に計画された、日光線宇都宮市内北回り新線の名残りだといわれているという。これは一度そばまで寄って見るしかない、と思っていた。



……無い。なんと、影も形も無くなっていた。邪魔になるものでなし、崩落して危険というものでもないだろうに、今さらあえて取り壊すほどのものでも無いと思うのだが。
無駄と思いつつ、橋脚の来歴をざざざっと調べて見ると…。
http://kamehameha.blog.ocn.ne.jp/kannonji/2006/01/post_6f6e.html
(「愚だくさんブログ」2006年1月21日付)
おお、さすがにネットの世界は広大だ。くだんの橋脚を撮影し、詳しく言及されている人がいた。「かつて宇都宮の主要産業であった「大谷石」の円滑な輸送を目的にJR宇都宮駅から採石場である大谷地区を結ぼうと計画された路線の橋脚。」との説明は、日光線北回り新線説に比べてぐっと説得力のあるものだが、しかしそれにしても、なぜこの橋脚一つだけが残ったのかという疑問は残る。

http://www.asahi-net.or.jp/~se1t-imi/tw_oyasekitetu.htm