仮面ライダーW

うーん、予想はしていたけど前回から続く話でないのがかなりガッカリ。「敵の根元」とか、露骨に怪しい博物館とか館長とか、ナスカに正体がバレたりとか全部ほったらかしか。「依頼人を危険にさらす奴は探偵失格」と言ってたのに、今回いきなり目の前で依頼人が殺されちゃうのもねぇ…。

その依頼人、「狙われてるほうが害悪なんだから復讐を遂げさせてやればいい」というフィリップに、それでも守ると答える翔太郎のくだりは今回の肝のひとつなんだけど、そもそもまだ依頼が成立してない=タダ働きなのにいいのか私立探偵? 今までは展開にバリエーションはあっても、「依頼があって解決する」という基本線は外さなかっただけに、かなり気になった。

正面から人にぶつかってもすり抜けるだけ、しかしウィルスで殺害する、とか、大破しても攻撃を続けるとかの「感染車」のB級ホラーなムードや、ドーパント自身は終始姿を見せないヴァイラスのメモリというアイデアは結構面白い。でも、あの車を言い表すのは「外車」じゃなくて「黒いワゴン車」だろ。変なの。