地味に堪える

某画像掲示板の有名コテハンが他界された。プロのモデラーとしても活動されていた方だが、実は私は作品は二つ三つしか見たことが無く、直接の面識も無いし、掲示板内でのやりとりすら確か一度あったきりだ。
だから言ってしまえば赤の他人で、その死は私の生活にさしたる影響を与えるものでもないのだが、これがどうにも地味に堪える。同好の士ということに加えて、「有名人」というより「人気者」と呼ぶのがふさわしい愛すべきお人柄で、接点はごく小さいのにどこか身近に感じていたから、だろうか。
リアルの知り合いならば、どこかできっちりその死を認識せにゃならないのだけれど、接点の小ささ故に「そのうちひょいとまた顔を出すんじゃないの」と思ってしまう。一般的な有名人ともリアルの知り合いとも違う、この微妙な距離感はどう受け止めたものだろう。
ともあれ、故人の冥福をお祈りいたします。