トランスフォーマーリベンジ トランスフォーマームービー RA-19 ジョルト
- 出版社/メーカー: タカラトミー(TAKARA TOMY)
- 発売日: 2009/09/05
- メディア: おもちゃ&ホビー
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ジョルトのビークルモードはシボレーボルト。JOLTがVOLTとはどういうダジャレかってのはさておき、この車ときたら日本車にしか見えません。なんでもハイブリッドカーだそうで、「大人4人が乗っても窮屈でない室内空間を確保しながら、空気抵抗を極力抑える」という条件の下だと、どうしてもプリウスか現行インサイトみたいなデザインになってしまうのでしょう。あるいは、ハイブリッドであることを主張するために、あえて2代目プリウスのシルエットに似せたとか?
ジョルトの前に立ちはだかる大きな影。もっとも、アメリカではジョルトは結構人気がある現役商品だそうで。わかりにくいネタ写真はさておきロボモード、普通にカッコイイ系のデザインで今ひとつ面白みに欠ける印象です。ただ、映画版絡みの自動車トランスフォーマーで、フロントグリルやフロントウィンドウなどの「元の車」を感じさせるパーツを胴体に付けていないものは珍しく、その点では個性派といえるかもしれません。
トランスフォームギミックは複雑過ぎず、ロボモードの可動範囲も概ね良好なのですが……。
パッケージ写真と見比べると、その露骨なコストダウンにガックリします。パッケ写真のものは、胴体の塗装に青・銀・赤と三色使っているのですが、実際の製品はまったく塗装されてません。ボディを細く引き締めて見せるアクセントとなっている赤ラインくらいは生かしてほしかった。
コストダウンを感じるのは塗装だけではありません。両腕の武器も、パッケ写真のほうはどうもバネ仕掛けでびょんと飛び出すギミックの模様。対して製品のほうは手動で回転させる構造で、ちょっとしたことなからどうにもしみったれた気分になります。
また、胴体のクリアパーツ内には、腰をひねると連動して歯車がぐるぐる回る「メックアライブ」ギミックが仕込まれているのですが、これもおそらく本来の設計ではもっとたくさんの歯車が詰まっていたのでは…。総じて悪い製品ではないのに、こうしたコストダウンの痕跡で印象を悪くしているのが残念。
これで、私の残る購入予定はバイクからヘビ女にトランスフォームするアーシーのみ。「リベンジ」以降のトランスフォーマーの商品展開はどうなるのかね。