最近観たもの色々

宙のまにまには、予備知識無しで試しに観たらアタリだった。原作にも恵まれているのだろうけど「ああ、高松信司監督作品は安心して観ていられるなぁ」と思ってしまった。エンタテイメントの王道をきちんと王道として作れるから、それを踏まえた上でのメタフィクションとか楽屋ネタとかナンセンスとかもできるんだよな。
特攻野郎Aチームは、筋さえ通りゃ金次第で何でもやってのける命知らず…じゃなくて、スーパードラマTVで放映していることに気付いて視聴。しかしあれだね、この番組は土曜が半日休だった時代の、午後のけだるい空気の中で観ないと気分が出ないね。それと「筋が通っていて、かつ金も必須」というのはハードルが高いと昔から思っていたよ。
ええと、マジメなことを言うと、「濡れ衣を着せられ、当局に逮捕されたが、刑務所を脱出し」たのにも関わらず、「真犯人を捕らえて濡れ衣を晴らす」という『逃亡者』のパターンをやらないのが面白いね、今さらだけど。たまにMPが邪魔しに出てくるだけで、あとは単純明快なアクションに徹している。その塩梅が人気のポイントだったのではなかろうか。
トミカヒーローレスキューファイアー」
新キャラが追加されたために、音楽に合っていてカッコ良かったオープニングがブツ切れになったのが残念。そして、その新キャラの車がスカイラインクーペなのがまたビックリ。

トミカヒーロー レスキューファイアー RTS-04 レスキューダッシュ4 スカイラインクーペ

トミカヒーロー レスキューファイアー RTS-04 レスキューダッシュ4 スカイラインクーペ

GT-R貸してくれなかったんだ日産…。
ていうかこれ、ノーマルトミカにラインナップされてないのでは? 人気があるとは言い難い地味なクーペ(というかこれって見た目は「2ドアセダン」…)こんな形で商品化されたのが面白い。
番組本編については特に不満は無く、さりとてあえて誉めたいところも無く。
ヤッターマン
山ちゃんの演じ分けももう限界だろうと思っていたが、新たなヤッターメカ「ヤッタードラゴン」もやっぱり山寺宏一だった。すげえ。旧作と違って、出番の無いヤッターメカたちについてフォローが入るので、メカがゾロゾロ出てくればそれだけでうれしい私は割と楽しんで観ている。
仮面ライダーディケイド
なるほど、シンケンジャーが休みだからこそのクロスオーバーか。ていうか変身〜名乗りがさりげに新パターンだぞシンケンジャー。「オナジクピンクとかオナジクグリーンってやっぱり締まらないよねー」とかスタッフも思っていたんだろうか。
単なる両雄揃い踏みのサービス編かと思いきや、「この世界にもライダーが生まれてしまった」と世界設定につながるアイデアも盛り込まれていて、シリーズ上でもそれなりに意味がある回なのか?
外道衆チノマナコは東映らしく「悪魔くん」の百目(ガンマー)ふうのデザイン。だけどこれ、水木サンには話を通してあるの?