トランスフォーマーリベンジ補遺

ハイパーホビー」誌購入。

別冊付録の「トランスフォーマーリベンジ ハイパーリンクファイル」に掲載されている、タカラトミーのスタッフインタビューのなかに、当ブログ5月30日付エントリで指摘した「お粗末な設計ミス」の原因を読み解くヒントが書かれていました。「今回特に苦労したアイテムはありますか」という質問に答えて、デザイナーの幸日佐志氏。

サイドウェイズですね。最初のデザイン画はロボットモードでは前輪が隠れていたのに、開発終了間際に届いた変更デザインでは手の甲にタイヤが付いていたんです。ですから玩具の手のタイヤはダミーです。

サイドウェイズ、なぜビークルモードでコロガシ走行ができないかというと、まさにその手の甲のタイヤが擦れてしまうため、です。開発終了間際での追加だったために、胴体下面のクリアランスを確保することができなかったのでしょう。また、トランスフォームの設計で大きな特徴である、前輪が内側に折り畳まってボンネット下に収納されるギミックも、「前輪が隠れていた」ことから着想されたものと推察されます。
サイドウェイズについてはそのほか、「ある実在の車として開発していたものが、諸般の事情で架空の車に変えなければならなくなったのです」と発言。諸般の事情がどういうものかはわかりませんが、やはり本来はアウディだったものを、マスクなどの一部だけ変更したのでしょう(映画には無改造で登場する模様)。RID(「トランスフォーマーカーロボットアメリカ版)のベンツMクラスといい、ドイツ人はそのあたり厳しいんですかね?(参考:2007年9月22日付「パクリに関する民族ジョーク」)
5月30日付エントリではまた、「まさかこのタイミングでGMが破産する(まだしていないか)とは」と書きましたが、とうとうというか、まぁ予定通りというか破産法適用を申請しました。TVも関連ニュースに時間を割いていましたが、その中のひとコマ。

GM日本法人の今後を伝える映像に映っていたのはGMCトップキック(ていうかリベンジ版アイアンハイド)とシボレーコルベットスティングレーコンセプト(ていうかリベンジ版サイドスワイプ)。ちゃんと会社で買っているんですね(TVクルーが持ち込んだものという可能性も大ですが)。私が観たチャンネルはTBSニュースバードですが、同じTBS系なら他局でもこの映像が流れたかもしれません。

ついでにもういっちょ、貼り忘れていた画像。ヘケヘケのランボルとリベンジのサイドスワイプの、ビークルモードでの2ショットです。ごらんのとおり、サイズ的には違和感はありません。

ロボモードでは、ボリューム感は同程度なんですが、サイドスワイプは頭頂高がちょっと低いんだよな。ホットロディマスとの並びならちょうどいいかも。