トランスフォーマーリベンジ

というわけで「トランスフォーマーリベンジ」商品、発売日に早速買いに出かけた。

まず購入したのはスポーツカーへとトランスフォームするサイドスワイプサイドウェイズ、デッドエンドの3種。サイドスワイプ(右)のビークルモードは、実車からしてSFチックな雰囲気をまとっているシボレーコルベットスティングレイ。まさかこのタイミングでGMが破産する(まだしていないか)とは、誰に予想できたであろうか…。隙間だらけだが、実物を手にするとさほど気にならない。ボディカラーが成型色でなく塗装なので、高い品質感がある一方、仕上がり品質の個体差が大きい。他の客の邪魔にならない程度に、店頭で選んで購入したいところ。
 
サイドウェイズ(左奥)は――どうでもいいが、サイドスワイプサイドウェイズとか、なんでこう紛らわしい名前を付けるんだろうね。それとも英語が日常語の文化にあっては、サイドスワイプサイドウェイズは全然別物と響くんだろうか――車種を明示せず「スポーツカーから」トランスフォーム。だいぶアウディR8っぽい架空車。映画には登場しないのか、それとも撮影用車もアウディR8の改造車なのかは調べていない。これもボディカラーが成型色でなく塗装。仕上がり品質の個体差はサイドスワイプより顕著で、パッケージ状態でボンネット面にすでに擦過傷が付いていたものもあった。また、ゲート跡が結構目立つところにあり、その処理に関しても仕上がり品質の差が目に付く。また、タカトミらしからぬお粗末な設計ミスがあり、ビークルモードでコロガシ走行ができないのが残念(いや、ブンドドするわけではなくて、そういうミスをやらかしてるのが残念てこと)。
 
デッドエンド(左手前)は――どうでもいいが、サイドウェイズ(横道)から行こうとしたらデッドエンド(行き止まり)って話が続いてるな――見るからに架空車。他の2台に比べてぐっと小さいが(商品の値段も約半分)、デザインが巧妙で「縮尺が違う車」ではなく「同スケールの超コンパクトカー」に見える(運転席が天地方向に十分な高さがあるため)。


サイドスワイプは、ビークルモードのリアエンドが胸部を形作るという大胆なトランスフォームを果たす。それも、ロボモードだけで見る分には普通にかっこ良いのが巧い。変型パターンはちょい複雑ぎみ。足首がタイヤで形作られているため、立たせにくいのが難だが、足首〜かかとのパーツの角度を調整すれば、普通に自立できる。ただ、ここはロボモード時にはタイヤの回転を止める機構が欲しかったところ。全体として、可動範囲もあまり広くない。


サイドスワイプ≒ランボルなので、ヘケヘケ版ランボルと並べてみた。ランボルがトラディショナルなヒーロー然としたロボなのに対して、サイドスワイプはOVAか深夜アニメの主役ロボ的なデザイン、か? まぁどちらもそれぞれカッコいい。


サイドウェイズのロボモードはちょっと前作のバリケードっぽい……と思ったが、並べてみたらそうでもなかった(画像はありません)。塗装の銀色に対して、成型色の赤がちょっと軽い感じなのが残念。股間に幅があり過ぎだったり、頭が上向きだったりと、ううむ、異形というほどでなく、しかしあんまりカッコよくないような。ただ、変型パターンは、わかりやすくてかつ新しい。ボディの中央を走るメインフレームを折りたたむ構造などは、ちょっとオルタ二ティコンボイに似た感じ。しかし、オルタと違ってちゃんと腰が回転するのだ。トランスフォーマーは日進月歩、というか「こういうところで通常ラインの商品に負けちゃ駄目だろ、オルタ二ティ」というべきか。

デッドエンドは価格相応で、可も無く不可も無く。ただ、もうちょっと単純な構造でも良かったんじゃないかと思う。足首になるボンネットとか、前掛けになるトランクとか、なにもこんなにたたんだり曲げたりしなくてもいいのにと思うんだが。せっかく連動変型ギミックが仕込んであるのに、そこらへんの煩わしさの印象のほうが強い。手首やボンネットにポロリが多いのも、煩わしいという印象を助長している。

トランスフォーマーリベンジ トランスフォーマームービー RA-04 サイドスワイプ

トランスフォーマーリベンジ トランスフォーマームービー RA-04 サイドスワイプ

トランスフォーマーリベンジ トランスフォーマームービー RD-05 サイドウェイズ

トランスフォーマーリベンジ トランスフォーマームービー RD-05 サイドウェイズ

トランスフォーマーリベンジ トランスフォーマームービー RD-07 デッドエンド

トランスフォーマーリベンジ トランスフォーマームービー RD-07 デッドエンド

トランスフォーマー 変形! ヘンケイ! トランスフォーマー C-09 ランボル

トランスフォーマー 変形! ヘンケイ! トランスフォーマー C-09 ランボル