トミカヒーローレスキューファイアー

前番組「レスキューフォース」につづく「トミカヒーロー」シリーズ第2弾ながら、何故か制作が松竹から日活に変わってしまい、内容にどう変化があるのか? と思ったら全然変わらなかった(苦笑)。というかむしろ、同じ世界の出来事であることを無闇に強調しています。「制作」の存在感て一体。
まー「同じ世界」といっても厳密にいうと、藤岡弘、が登場するので劇場版「トミカヒーローレスキューフォース 爆裂MOVIE」の世界であって、TV版「レスキューフォース」とはまた微妙に異なるわけですが(ここらへんはゼロファイヤーとレスキューザンバーをTVに登場させたときに、劇場版の話とのすり合わせをしなかった前作スタッフの不手際ね)。
店舗配布の玩具カタログで「受け継がれるレスキュー魂!!」と大々的にうたっており、シリーズとしての連続性(と、玩具が共通ジョイントで遊べること)をアピールしているので、番組にもある程度は「レスキューフォース」からのキャリーオーバー組が登場すると思ってましたが、まさか本編に堂々と「レスキューフォースから借り受けているレスキューストライカー」が登場するとは。しかもエンディングではほぼ全ビークルが勢ぞろい。これ、タカラトミー的には箱替えでの再出荷・再生産も目論んでいるのかしらん? それにしても、「レスキューフォース」本編では全く活躍しなかったコアサーチや劇場版のみのコアストライカーファイヤーまで登場している中で、完全に忘れられてるコアダイバーが不憫だ。
本編。まぁ、ボチボチじゃないでしょうか。「子供に優しい熱血漢、だけど本来やるべきことが見えなくなる主人公」「今年の重点アイテムはメガホン型」(笑)「新たな敵の出現とそれに対抗するチームの編成」といった説明をサクサクと済ませ、Aパートからひたすらアクションシーン。前作以上に消防服そのまんまなデザインになったスーツも、TVで見ると違和感無くヒーロー然としていました。役者がほどほどダイコンなのも、ヒーロー物の第一話らしくてOKよ。
シリーズ構成をはじめ文芸スタッフも変わったらしいので、今年は期待できるかな。