Yes! プリキュア5 GoGo!最終回

いやなんつーか淡白な1年だったよねえ。1年のシリーズなら通常3クール目に入ったところで敵幹部に強力な新キャラを追加したり(去年ならカワリーノさん)味方側にも新キャラを追加したり(去年ならミルク)、オープニングを変更したり(去年ならミルクの追加とドリームトーチへの差し替え)するのがセオリーなのに、どれもやらないから節目がなくてさあ。
出来不出来以前の話として、なんでそういうセオリーを外したのかと不思議な感じがする。
2クール目入るところでくるみが追加されただけで、後は敵の新幹部が出てきても既存のキャラと変わりばんこの登場だから印象薄いし、適当な時期が来るとなんとなく負けちゃうし。4人の王様も個人個人は助け出しても大局に影響を与えないし……。
あとはまぁ、オトナの意見としては館長に魅力が皆無なのも痛かった。「同情できるほどの事情を抱えた人」でも「実はいい人」でもなく、徹底した凄みのある悪でもない。大体、「価値ある物、価値ある物」って肝心の価値基準を示さずにいわれたってハァ? てなもんでさぁね。そんなんだから、最後の最後にアナコンディさん出されても反応に困っちゃうよ(つか、あの場面はシビレッタさんも出さなきゃダメな気がする)。
ま、子供には「ものすごく強くてしぶとい悪の親玉」ってだけでいいんでしょうが。いずれにせよなんかこう、作り手がものすごく冷めてた感じがするよ。
総括としては、ブンビーさんだけが面白かった1年だった、と。あー、でも最後の最後に登場する部下はカワリーノさん(によく似た人)よりもスコルプさん(によく似た人)であって欲しかったなぁ。