ホラーのセオリー

ちょっとだけ昨日の続き。
そーいえば前に『ケータイ捜査官7』「URL」の回に対して、「クライマックスに向けて『実は全て合理的に説明できるトリックでしたー!』とひとたび解決させた上で、『え、でもここには誰もいませんよ…?』と最後で全てひっくり返してヒヤリ、というのがセオリーだろうに」と不満をブチまけましたが(2008年8月21日付エントリ)、『それ町』5巻(asin:4785930861)の一編ではそれをやってのけてるのね。ひっくり返し方が見事というか、九割方は合理的に説明しつつ、全ての謎の解明には至らない心残りをフックにして、最後の最後でがらんがらんとひっくり返してる。
巷の評価では「URL」回みたいなシナリオはJホラーの典型例だそうだけど、もしその評が的を射たものなら(観たことないからわからない)Jホラーの大半はコメディ漫画のワンエピソード以下ってことにならないか? ま、だから衰退したんだろうけど。