ウサギ・モグラ・ブレイバー インハイの大決闘

という「バンブーブレード」第17話「光と陰」。とりあえずスゲエと思ったのは、たまちゃんと小西の鍔迫り合いからの演出。「瞳の中に炎が燃える」とか「気圧されてしまい相手が巨大化する」といった、今どきギャグですらやらない表現をシリアスな場面で使いこなしてしまうとは。
卑劣漢の罠にたまちゃんが苦しむ傍らで、東は腹痛に苦戦。おかしいなぁ、ものがサターンだけに「あたらない」はずなんだが(座布団全部取れ)。それにしても(前回からだけど)サターンがそのままサターンなのがびっくり。セガ方面の調整とかどうなっているんだろう。
他所の感想をみると「おいしゅうございました」の円谷幸吉ネタはほとんど気付かれておらず、気付いた人はその扱いに当惑したり怒ったりなのが興味深かった。「誰もが知っている有名な文言」であれば、それがどんな状況で発せられたものであっても、また作品中でどう使われようと、笑って(もしくは苦笑いで)済むところですが、知っている人が限られると、その限られた人は敏感になるんだなぁと。
たまちゃん対小西戦は、目下のところ原作で最も盛り上がる対戦なのですが、前述の演出の妙などアニメも見応え十分。毎度の事ながら原作の素材の良さを生かしてくれるなぁ、と思いました。