[雑感]タイムボカンと浅田彰の80’s

タイムボカンシリーズ(つかヤッターマン)のTV復活とか、シーエムズ版逆転王・三冠王の発売(rakuten:amiami:10043746rakuten:amiami:10056377)とかを記念して、「逆転イッパツマン」の替え歌をひとつ。

パッ パッ パパパパパパパパパッ パラノイア
スキゾ スキゾキッズらは 夢を夢を 追いかけて
責任 仕事 家庭から 逃げて 逃げて 逃げまわる
どこからどこへ逃げるのか どうして時代に流される
風よりも速い変わり身 炎より熱い移り気
さぁ(サァ)さぁ(サァ)現実 浅田の理屈は通らない
さぁ(サァ)さぁ(サァ)現実 まだまだ世の中こだわる
パパパパパパパパパッ パラノイア

これは昔、雑誌のプレゼントでもらった「禁断音頭」という同人誌の替え歌集に載っていたもの。今はラノベ作家として活躍されている葛西伸哉氏、政治ネタの同人誌でおなじみ滝季山影一氏(最近コミケに行ってないので今も活動しているかどうかは知らない)などが執筆していました。他にもっと有名な人が参加してたかもしれないけど、手元にないし覚えてないのでご容赦を。
元ネタはこれね。

逃走論―スキゾ・キッズの冒険 (ちくま文庫)

逃走論―スキゾ・キッズの冒険 (ちくま文庫)

当時は漠然と「浅田彰の『逃走論』という本が売れている」程度の認識だったのに、何となく覚えてしまったこの歌。いま改めてみると元歌の活かし方も内容の流れも、実に良くできた替え歌ですな。途中までスキゾキッズを歌いつつ、「さぁ(サァ)さぁ(サァ)」で「逆転」する見事さは元歌よりもまとまり良い感じ。
で、本題として「この替え歌によって、75年に始まったタイムボカンシリーズの掉尾を飾った『逆転イッパツマン』(次作「イタダキマン」は不本意な打ち切り終了)と、80年代を象徴する『逃走論』とが同時代であったと、思いがけずリンケージされる」てな調子のことを書こうかと思ったけど、面倒くさいのでまた後日。たぶんもう書かない。