週刊少年チャンピオン#51

ギャンブルフィッシュ
宵鮫が異議申し立てするもアビィはそれをなじってキノコの勝利を認める、という展開
予想的中。ま、阿鼻谷ってこういう奴よ。このうえ後で、「指導」と称して宵鮫の尻の穴切り裂いていそうだ。
今回最大の注目コマは、やっぱり「杜夢センパイは当然知ってたのよね?」と言われたときの白鷺のリアクション。大げさなアクションも表情もなく、何かしらの言葉でもなく、あの表情で「………………」としか返さないところにこのマンガの真髄を見た。
さて大将戦は、阿鼻谷に先導されて白鷺ら3人はもちろん観客たちもそろってDゾーンに移動……って、おいおいおい誰か忘れてないか!? まさか次号の巻頭カラーの1ページ目は、また月夜野の醜態ですか?
そして阿鼻谷ゼミの大将が登場。宵鮫が勝っていたら、そのゴージャスな服装のまま、燃える炭田の真ん中で待ちぼうけを食らっていたはずで、その呑気さが第三試合のポイントと見た。……このマンガ、肝心のところはカッチリとして外さない代わりに、それ以外は隙だらけでツッコミどころ満載で、そこが面白いのだと思う。

侵略!イカ娘
今回はメインのいじられ役がイカ娘ではなくライフセーバーの悟郎だったために、終盤の展開がいつもと違った雰囲気(それでもオチ要員はイカ娘だったが)。こうした、話のバリエーションの増加はマンネリ回避のために重要なことなので、とりあえず歓迎したい。
それにしても、隠し撮りした写真を待ち受け画像に使っている、その写真の女性本人に「悪用だけはしないでね?」なんてニコ…と微笑みながら言われたら、あっちの意味でもこっちの意味でも死にそうになるな。
そして2007年も残すところあと1号だというのに続く夏。

バイオハザード アンブレラ・クロニクルズ」後編
後編もやっぱり地味なままだった。松枝尚嗣、「絵が巧いだけ」の人ではないんだけどなぁ……。まぁ企画先行の借り物のキャラクターで、そのうえ原作というかシナリオ付とあっては、単なる作画担当でしかないんだろうなぁ……。『ペルソナ 罪と罰』なんかは同様にゲーム原作だったけど十分に味わい深い作品だったから、今回のこれはちと残念。