連休中に部屋をちょっとだけ片付けていて、発掘した本。もー感想とかあんまり覚えてない(苦笑)。
- 作者: 大塚英志
- 出版社/メーカー: 作品社
- 発売日: 2007/02/01
- メディア: 単行本
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『少女民俗学』の冒頭には、指導教官の宮田登から「きみの発想はジャーナリスティックすぎて、学問には向かない」と言われたとある。それを背景のひとつとする「常民」の再定義(大塚英志は、都市的な生活を送る消費者層を<少女>と命名し、現代の常民と位置づけた)を思えば、柳田國男に破門され「考現学」を著した今和次郎に対しては、シンパシーすら感じていてもおかしくないのだが。
ウェブ社会の思想 〈遍在する私〉をどう生きるか (NHKブックス)
- 作者: 鈴木謙介
- 出版社/メーカー: NHK出版
- 発売日: 2007/05/26
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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それにしても、今の若年層はあらかじめ「大きな物語」が失われている(故に「小さな真実」と「大きな物語」を錯誤している)というのは、言われれば当たり前なのに今まで気付けなかったなぁ。ポストモダンの思想がすでに無効というレベルを超えて、やはり「社会を分析する道具としての「思想」は概ね不要になっている」のではなかろうか。
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いかん、どっちもホントに断片的なことしか覚えていない……読み直すか。