週刊少年ジャンプ#24

早売りフライング感想で含ネタバレにつき要注意。

P2!―let’s Play Pingpong!― 
前回読み終えたときには、正直不安半分だった。絶対の危機的状況を「精神論だけで打開しちゃうのか、これ!?」って。
それがまぁ、「こういう展開があったか!」と膝を打った(死語)。危機的状況を「部内のモチベーションの低下」と「フィジカルの限界」に分けることで、精神論を前面に打ち出して盛り上げつつ、それだけではどうにもならない部分のことを誤魔化さなかった。
ご都合主義的でテコ入れ感いっぱいだった蒔絵の登場も、こうして背景が明かされると、タイミングも設定もむしろ必然と思えてくるあたりも凄い。
江尻立真は大化けしたな〜、といったところで、
 
「メゾン・ド・P2!
こっちも予想外に面白かった。「P2!」のツッコまれ要素と「メゾン・ド・ペンギン」(というかツキミちゃん)のツッコミ芸とが巧くはまっていて。
「あの人怖〜い、P2っていうか4uだよ」なんてマニアックな台詞に不覚にも笑う。
 
メゾン・ド・ペンギン」「太臓もて王サーガ
にしても、増刊号「赤マルジャンプ」の最大のウリである「驚愕の本誌連載陣番外編!!」にタイトルを並べていながら、その翌週の本誌で打ち切りってのは一体何なのか……。『月刊少年ジャンプ』休刊の余波を受けてのラインナップ整理かと思いきや、新連載はそれとは無関係だし。
まぁどちらもこのところネタ的に辛かったし、どちらの最終回も「らしい」まとめだったので打ち切りの理不尽感はさほどではないけどね。