全員半年ROMれ。<PAOLOの将来性と現状の限界>

PAOLO(パオロ)は、ブログつっこみツール。 タグをブログに貼り付けるだけでブログの文章に気軽につっこみを入れられます。
http://paolo.jp/

ツールとしては中々面白く、将来性もそれなりに感じられるのだが、まだ使う側のセンスが追いついていない感じだ。サンプルブログを覗いてみると、現状で書き込まれているつっこみは「寒い」とか「つまらない」とかいう以前のレベル。「とりあえずやってみました」的なものばかりで、およそつっこみの体を成していない。いくらお試しとはいえチト酷い。
「aa」とか「test」とかならまだしも、芸能人の猿真似のつっこみが、内容とは無関係に放り込まれているのをみると、「ウチのブログもこんな調子になったらヤダなあ…」と導入を躊躇してしまう。
ブログ本文はおそらく意図的に、しかしさりげなくボケているのに、そこを押さえたつっこみが無いので製作者がちょっと気の毒になる。間がよく感じられるのは、唯一1頁目の「晴れたら外にでもくりだして本でも読もう」へのつっこみくらいだ。
誰かがどこかで模範的なつっこみ芸を示すべきではないだろうか。現状のままでは「悪つっこみが良つっこみを駆逐する」とでもいうべき未来が見えてしまう(スーペー?)。
ただ一方では、このまま放置して自然淘汰に任せれば、新たなつっこみ文化やつっこみ以外の使い方が生まれるかもしれない、との期待もあるのだが……。