/伝説巨神イデオン#29

生き恥――ッ! 破廉恥な男――ッ! このあたりからしばらくはギジェが主役……のはず。本筋のほうも盛り上がってきました。

で、昨日の「波導ガン」の感想の続き。ガンダムと比べるのもほどほどにして、別の富野作品を引き合いにだすと……やっぱり「エルガイム」とか「Zガンダム」とかになってしまう(苦笑)。いや、波導ガンのデビューのスカし方って、「敵が捨てた機体を拾って頭を変えて新主役メカ」とか「主人公危機一髪に新主役メカ登場、でも飛行形態のままビームガン撃っただけ」とか、そこらへんのショボさに通じるものを感じたもので。

……でもそれにしたって「そういや2、3日前…」はねえよな……。今どきのストーリー構成でいったら、少なくとも3話前に「ソロシップのエンジンの一部だと思っていた部分だが、どうも機能していないようだ」とか「イデオンのマイクロブラックホール兵器には別の使い方があるようだ」とか、あるいは「頭痛メカを倒すには離れて攻撃できる大砲がいる」とか振っておいて、「あのパーツはイデオン用の銃だったんだ!」とか、そんな段取りになるはず。

良くも悪くも、物語に対する作り手の興味がそういうほうへ向いてないのでしょう。まぁ、その分のエネルギーを物語の別な部分へ注ぎ込んで、それで名作として認知されているのだから何ら問題は無いのだけれど。