土曜に観たもの感想

出ましたっ!パワパフガールズZ』、Bパート「男! ラーメンモンスター」。ラーメン職人、ではなくラーメンそのものがモンスター化するあたりでいきなり意表を突かれる。
「ラーメンの正しい食べ方」のできてない人たちに、横から「熱いうちに音を立てて美味そうに喰え!」「コショウやニンニク、お酢みたいな調味料は入れるな!」「スープは全部飲め!」「しょうゆラーメンが絶対一番美味い!」とゴチャゴチャ文句を入れてまわる……しかしうるさいだけで大した被害はない、という展開。
クライマックスではバトルとなるが、パワパフZ相手に優勢となったラーメンモンスター・ヌードラーが
「参ったか、これがしょうゆラーメンの力だ!!」
と言えば、バターカップ
「なんだと、味じゃなくて力で納得させるのか!?」
なんて大マジで返すあたり、「うわぁ浦沢義雄、何かが吹っ切れたように本来のノリ全開だな」と思ったのに……脚本は別人だった(下山健人)。こんな気の狂った(誉めている)話を浦沢義雄以外に書けるとは思ってなかった。
 
ふしぎ星の☆ふたご姫 Gyu!』、あ〜オープニング変わったな〜、トーマをビビンに差し替えて、ユニバーサルプリンセスをグランドユニバーサルプリンセスに差し替えただけか〜、まぁ予想通り……って最後ユニバーサルプリンセスのままやん。
本編、問題の悪の優等生ビビンアットマーク(微妙に違う)登場。キャラ立ちとかはボチボチなんだが、「ロイヤルワンダー学園とは他の枠組みから干渉してくる」では、そもそも学園物である意味が弱くなる気がする。エドワルドこそ退けたけれど教頭は健在で、学園に内在する問題が解消されておらず、この閉鎖社会のなかだけでまだまだ物語は作れると思うのだが。
ビビンひとりではなくブラック学園が学園として干渉してくれば印象も変わりそうだが、それでさらにキャラが増えても収拾がつかなくなるよなぁ。
エンディングが、今度は完全新作に。でも歌い手は前の戻った。パティシエ服とかナース服、チアリーダー服は今後の商品展開絡みなのかもしれないがいささか唐突。ちゃっかり再登場して、しかも中央に陣取ってるトーマの今後に期待。

家庭教師ヒットマンREBORN!』、ハルが可愛くなかったので次回以降は見ない。原作開始時にも思ったけれど、「幼児が弾の出る拳銃を人に向かって撃つ」という絵は(それが「死ぬ気弾」とはいえ)やはり倫理的に問題があるぞ。そのくせ獄寺の喫煙のほうはカットなのな。まぁこういうところに、社会が目下抱えている問題が見えるのだと思えば、それはそれで興味深い。