週刊少年ジャンプ#33

新連載『OTZ』天野洋一
ってZはどこからきたんだよ? つかこのネタ既に100万人くらいやってるんだろうな……正しくは『OVER TIME』。とりあえず「フツーに野球マンガにしとけばいいのに」が第一の感想。モチベーションが欠如している主人公を、幽霊が半ば無理矢理引っ張っていくという設定は、安易なようでかなり難しいはず。鷹見のチームメイトとか家族とかも、後で使えそうで使いにくいのでは……? まあ新人なので一応は様子見。

NARUTO
既に100万人くらい書いているだろうが……水見式…………。

太臓もて王サーガ
赤マルジャンプ』に13ページの番外編、「あの先生」とのコラボときたか。当面は打ち切りの危機は脱したと見ていいだろうな。本編、メインにすると話が散漫になる、と思っていた翠がちゃんと動いているのは好印象。

魔人探偵脳噛ネウロ
「…そーねー、そしたら…」ガサ…
「その高性能スパコンを…何に使うかっていうとさ」スッ
……あの名シーン(?)「教授」を踏まえた肩透かしの演出がイヤラシイ。
弥子がついに犯人の動機について言及。「春川が何を企んでプログラムを作ったのか」「HALの最終的な目的は何か」と、犯人の動機は二重化されているだけに、ネウロたちがそこにどう踏み込んでいくのか興味がもたれる。つか、今回の訪問では結局、人間春川の死を知らないままか……。先は長そうだ。

謎の村雨くん
超動体視力をもっていようとも、弾丸より速く動く体がなければ避けようがありません。つか、超動体視力に加えて超視力と超反射神経と超運動能力があって初めて「狙撃手の放ったライフル弾を拳で撃ち落とすこともできるかな」、という気がしてきます。
いやまぁ、超現実的なハッタリ自体は少年マンガ的で悪くはないけど……。そんな超動体視力をもってしても村雨の動きを捉えなかったことを「油断」の一語で済ますなよ………。
敵側の抱えた事情も陳腐の極みだし、下っ端っぽい無能な3人しか確認できてない段階で「組織ごとブっ潰してやる」は飛躍し過ぎ。このマンガ、もう駄目かもしれない。

みえるひと
やっぱり設定自体はイマイチ飲み込めないのだが(苦笑)、まぁ『ジョジョ』も毎度そんな調子だったしな。まぁ、知略においてミズチより一枚上手だったというだけでなく、既出の設定と絡めて覚悟のほども描写されたし、第1回戦の決着としてはまず練られたものではなかろうか。