週刊少年ジャンプ#29

ToLOVEる―とらぶる―
たまにはまともな感想も書こう(笑)。扉ページのアオリ文句が「トモダチ? ライバル?」になっているが、現状でララは春奈に対して恋敵という意識を全く抱いていないのがちょっと面白いと思った。一方、春奈には内心穏やかならぬものがあるわけで、そのあたりの対比によって今後ダブルヒロインが映えてくるのかも? まぁ最高の萌えキャラはザスティン隊長なわけだが(笑)。

太臓もて王サーガ
明石サマンサの実況に、誰ともつかないツッコミが入るパターンがなんとなく好き。吉下、最後の一言は計算尽くなのだろうか。だとしたら結構な悪女だな(笑)。次回、その1週間のあいだの体育は果たして描かれるのか!?
企画ページによって1周年を迎えることは確定。掲載位置も前に出てきているし、人気が安定してきたのか?

エム×ゼロ
「あれはお前じゃなくてもヤラれるわ」。
………………そうかぁ? つか、あえてこういう台詞を書くあたりに、作者の自信の無さがうかがえる。いや実際、あれがツボに入る人ってどれくらいいるのだろう?

みえるひと
えーやっぱりまた猶予期間ですかー(苦笑)。まあ、普通に予想したら時間稼ぎ→死亡だった澪が、腕一本だけで済んでよかった、と思っておこう(ジョジョ第2部みたいな展開だが)。ベタな展開にキャラ造形ではあるが、短い中でパラノイドサーカスの三者の性格の違いをきっちり描いていることは好印象。

魔人探偵脳噛ネウロ
人気投票結果発表。この漫画、いわゆる腐女子層の支持があるとはきいていたが、私に考えられるカップリングは、笹塚×笛吹とせいぜい筑紫×笛吹に石垣×笹塚くらいだから、一体どのキャラが人気の核になっているのかと疑問だった。その疑問に対する答が「5位 早乙女國春」なのだろうか……。シロタの支持層がちゃんと投票行動に出たという事実も興味深い一方、サイの人気の低さはやや意外。あとはまぁ順当なところかな。
本編、でんのうせんしポリゴンもこうしてネタに使えるほどの過去になったか、とちょっと感慨深い。「画像を見る部屋を暗くして画面に密着して見てね」というネタは似たような奴を昔なにかのアニメ(もちろんそれがシャレとわかるオタク向けのOVA)でやったと聞いているが、タイトルが思い出せない……。「HappyLesson」だっけ? 動機不明の放火犯という流れから意外にオーソドックスなネタできたなという感じだが、今時「サブリミナル」とは言わないあたりがセンスだ。

謎の村雨くん
いい加減書き飽きたが、つくづく話のスケールのコントロールが致命的に下手な作家だ。前回のあのもったいつけたヒキから「夢だったと思い込ませる」という、およそ予想し得るなかで最も腰砕けな展開になってしまった。そのくせ最後は謎の組織の登場って……アホか!
たかだか体育館崩落事故にあって無傷だったというだけで(それを新聞で読んで・笑)、動き出す謎の組織って……、なんかもう「アホか。」というよりほかない。なんで普通に話のスケールが次第に大きくなる方向でストーリーを組み立てられないのだろう。
腰砕けの展開にもかかわらず、「村雨家秘伝のぬり薬」なんて超ご都合主義アイテムを出さざるを得ないのもお粗末だ。