真イカが豆腐のダブレット

ルイス・キャロルとしておなじみチャールズ・ラトウィッジ・ドジスンが考案したパズルのひとつに、ダブレットというものがある。ある単語から始まり、一文字だけ違う単語、それとはまた一文字だけ違う単語……といくつかの単語を経て、始めに目標と定めたある単語へとつなげていく遊びだ。ちなみにその日本語版は、柳瀬尚紀によって「語ルフ」と命名されているが(不思議の国の論理学・ちくま学芸文庫ISBN:4480089233)ぶっちゃけダサいので私はダブレットで通します。
ルールで書くと分かりにくいので実例を。今日、昼食が出てくるのを待つ間、ふとメニューを見ると「真イカの一夜干し」と「豆腐の稲荷揚げ」が並んで書かれていた。そこで「まいか」から「とうふ」へのダブレットを考えてみる。
 
まいか(真イカ)
いか(西瓜)
か(住処)
みか(トミカ)
か(投下)
とう(豆腐)
 
まぁこんな感じ。本来は固有名詞はよろしくないのだが(例えばダグラムからボトムズなんてまず無理だ)、競技があるわけでなし当人が「トミカOK!」といえばOKてことで。他愛ないようでボキャブラリィが問われるパズル……なのだが、かといってアタマの体操になるかといえばそうでもなく(単語をただ文字列としてしか扱わないから、直感や連想力のトレーニングにはならんよね)。まぁ暇つぶしのひとつにでも試してみてはいかが?