週刊少年ジャンプ#24

最終回DEATH NOTE
おお……。この幕引きを読んだら単行本を揃える気になったよ。アクメツの。
と、それはマジだけどネタとしてさておいて。とりあえず、魅上の不自然な騙され方について一応のフォローを入れたのはエライ。どこまでが「死亡時の」状況よ、とは思うが。
第2部はとにかくアタマから尻尾まで破綻していたり、さらに遡ればヨツバ編もアレだったりと、手放しで誉めることはできない作品だったが、ジャンプには似つかわしくない作品であっても大ヒットの可能性があることを示したという点は大きいだろう。作者たちには素直に「お疲れ様でした!」と言いたいところ。
で、なにやかやと「広がり続ける『DEATH NOTE』世界!!」だそうだが、第3部には特に触れず。ん〜、映画絡みで作品の存在を知って、「じゃあ掲載誌を」と手を伸ばす新規読者が期待できるのに、ここで空白を作ってしまうか……。これがS誌なら、無理矢理でも『DEATH NOTE Xi』とか『DEATH NOTEプラス』とかを始めるところなのだが(結果、失笑を買ったり作家を壊したりする)。

ToLOVEる―とらぶる―
本編に全裸を出す余地が無いときは扉絵で、ときたか! こいつらは本気だぞ!!

アイシールド21
読み返すと扉絵が「今回活躍するのはこの4人!」の予告になっていた(笑)。重要な場面で意外なキャラクターが活躍する、というのは集団スポーツものの基本だが、ここで栗田、そして十文字という流れはなかなかに爽快だった。

謎の村雨くん
前作のときからおぼろげに感じていたが、いとうみきおという作家は話のスケールのコントロールが致命的に下手なのだと思った。本当の強さを隠して無様に土下座をする、というのも、その代わりに守るべきものが大きければドラマとして成り立つわけで。「僕はスパイの息子」とか言ったって要はオヤジが怖いだけだし、「やるべきこと」が人命にかかわるような重大事ならともかく、勝手にトラブルに巻き込まれるヒロインを頼まれても無いのにガードするってだけでは……。作画や物語構成、演出などマンガの技術はしっかりしているのに主力にまではなれないのは、そうした欠点を抱えているからなのだろう。

魔人探偵脳噛ネウロ
ついに春川再登場、と思わせて本編は弥子のスクールライフ編。ここからどう話を転がすのか、いろんな意味で予想が付かない。小ネタでは、台形に×とか、3.14→3とかのゆとり教育クオリティに爆笑した。

太臓もて王サーガ
先週の感想には「誰と組み合わせたら面白いかが膨らまない」とか書いてしまった翠だが、間接的に状況を悪化させるトラブルメーカーとして大活躍。これなら紋以上に活躍できるかも? 「ごまかされてやりたいのはやまやまだが!!!」「かりんとうだと確信もって食ったんだよな?」など阿久津のツッコミがいつにも増して好調だった。次回どう展開するかも普通に気になるぞ。

みえるひと
なにがどうとは言い難いが、なんとなく『BLEACH』を連想する展開になってしまった(苦笑)。つーかまたカンテラかい。カンテラ法師と幽灯大師観照、なんとなく似た名前だが、関係があるといわれてもそーですかってなもんだなあ。復活のバオは、おそらく澪の戦い方のお披露目の相手で終わるのだろう……。

べしゃり暮らし
今の展開がどうも乗り切れないのは、幼少時にこれだけのことがあって何故に(それが「学園の爆笑王」レベルであれ)圭右がお笑いを志向したのか釈然としないから……なのだが、そこはさすがに今後語られる様子。掲載位置はかなり危機的だけれど、なんとか切りのいいところまで続いて欲しい。