ゾイドネオブロックス 

ゾイドの新シリーズ、ネオプロックス(なんか建材の名前みたいだね)がいよいよ発売になったので、とりあえずゴジュラス、ムラサメライガー、ブレイブジャガーセット、ラプトイェーガーセットの4点を購入。

ゾイドジェネシス LBZ01 LBゴジュラス

ゾイドジェネシス LBZ01 LBゴジュラス

ゾイドジェネシス LBZ02 LBムラサメライガー

ゾイドジェネシス LBZ02 LBムラサメライガー

ZOIDS ゾイドネオブロックス NBZ-07 ブレイブジャガーセット

ZOIDS ゾイドネオブロックス NBZ-07 ブレイブジャガーセット

ZOIDS ゾイドネオブロックス NBZ-08 ラプトイエーガーセット

ZOIDS ゾイドネオブロックス NBZ-08 ラプトイエーガーセット

ブロックスの名を冠しているが、基本ジョイント径が5mmという以外には特に旧シリーズとの連動や共通設計は無し。5mm径円柱+ボールジョイント凸のジョイントパーツが山と余るので、それを使って旧シリーズのパーツも使ってね、という意図は感じられるのだが、キットの説明書はおろか、店舗配付のミニカタログにさえその説明は無し。全く新しいシリーズを開幕するにあたっての迷いが感じられる。
胴部は、全商品に共通する「ブロック」を2つか3つ組み合わせて構成。手足が付くボールジョイント凸は、その基部にさらに1軸設けられていて、見掛けスライド状に可動。ブロックとブロックもボールジョイント接続なので、胴体をひねるようなポージングができるのがウリ。手足のフレームやジョイントパーツも共通化されており組みやすく、また関節保持力も高い。
ただし、こうした構造は「一見してとにかく貧相」という致命的な欠点をもたらしている。だって胴部の各ブロックをつないでいるのは丸棒1本だけですぜ? 手足もいささか細長過ぎる。元よりガリガリなイメージのヴェロキラプトル型(ラプトイェーガー)はいいけれど、ムラサメライガー、ブレイブジャガーはガッカリするほど貧相だ。ステゴやブラキオや熊に至っては買う気にすらならない。ゴジュラスのように、大きなパーツでボディブロックや脚部をカバーすればイメージは格段によくなるのに、他の商品は共通ブロック&フレームを強調するかのように(つーか強調するために、だよな)ブロック&フレームを露出させているのだ。う〜ん…。
パイロットフィギュアは、何故か電ホもHJも全く触れていなかったが新造形。共和国系が金メッキ、帝国系が銀メッキ、元バラッツ系はダークグレー。旧パイロットに比べてグッとスマートになり、腕が体から離れているなどディテールも頑張っている。
以上、致命的な欠点をもつネオブロックスゾイドだが、カバーできないわけではない。つーかまさに「カバーされていない」ことが欠点なので、ユーザーレベルでの改良は難しくないだろうし、そうした手をかける必要の無いゴジュラスはふつうにお勧めできる(次点でラプト)。また、製品自体とは関係ないが、設定解説がちょっとゾイドバトルストーリーっぽくミリタリー調なのが気に入っている。コロコロコミックにも電撃ホビーマガジンにも期待がもてない現在、「物語をどこで提供しつづけるのか?」に不安があるが、これからもこの調子でシリーズを続けて欲しいところだ。